“有終の美”を飾れるか・・・鈴木愛

歯を食いしばり、孤軍奮闘! まさに、自分との闘い、といった感じでした。

JLPGAツアー「大王製紙エリエールレディース」(11月19日最終日、愛媛・松山市=エリエールGC松山)で2位となった鈴木愛(23=セールスフォース)です。

シーズン大詰めを迎え、この時期の注目は賞金女王争い-。

日本で開催された2週前のUSLPGAツアー公式戦「TOTOジャパンクラシック」(11月5日最終日、茨城・太平洋クラブ美野里コース)で2位に入り、キム・ハヌル(韓国)を抜いて賞金ランク首位に躍り出た鈴木は、2013年の森田理香子以来、4年ぶりに日本人選手が賞金女王の座を奪回することが出来るかどうか、の期待を背負っています。

国内女子ツアーの賞金女王の座は、ここ3年、2014年アン・ソンジュ、2015~16年イ・ボミと韓国勢に占められています。

日本勢は、しっかりしろよ! とハッパをかけられても、2017年シーズンは、前年10月の「マスターズGCレディース」から、年をまたいで今季3月の「ヨコハマタイヤPRGRレディース」まで実に8試合連続して外国人勢に優勝を奪われる始末。もはやお手上げの状態が続きました。

その「連敗8」をやっと止めたのが、今年3月下旬の「Tポイント・レディース」(3月19日最終日、鹿児島・始良市=鹿児島高校CC)を制した菊地絵理香でした。

初日から首位を走る、外国人勢を寄せ付けない完全優勝に菊地は、まさに“救世主出現”のような扱い・・・日本勢が勝ったことがビッグニュースになるようでは、ちょっと情けないね~、といった感じでした。

4年ぶりの日本人賞金女王に王手!

まあ、しかし、それが現実なら仕方のないことでしょうし、賞金レースに日本勢が加われないのも、また、仕方のないことなのです。だから今季、鈴木が日本人では4年ぶりに賞金女王の座に大きく前進したことは、喜ばしいことなのです。

実際、樋口久子LPGA会長(現・LPGA顧問)の後を受けて2010年に新会長に就任した小林浩美LPGA会長は、今季で7年目を迎えましたが、2010年以降、日本人の賞金女王に接したのは、森田だけであり、その現状について「外国人勢のレベルの高さは、切磋琢磨につながる」と口にしてみても、誰よりも胸中、日本自選手の発奮を! と願っていることは当然でしょう。

JLPGAツアーの2017年シーズンは、残り1試合となりました。

目下の賞金ランクは-。

①鈴木愛   1億3601万2631円
②キム・ハヌル1億1618万3000円
③イ・ミニョン 1億1193万9365円

今週11月23日に開幕する最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」(宮崎=宮崎CC)で鈴木は、単独6位以上に入れば、賞金女王の座を獲得します。

追う韓国勢は、いずれも優勝することが条件。キム・ハヌルは優勝して鈴木が単独7位以下、イ・ミニョンは優勝して鈴木が単独15位以下、で賞金女王の座を獲得することになります。

今の鈴木の調子なら、よほどのことがない限り・・・の情勢ですね。

徳島県三好郡東みよし町出身。倉吉北高卒業後の2013年にプロ転向。宮里藍に憧れて小5からゴルフを始めた少女が今、プロツアーの賞金女王の座に王手をかけるまでに成長しました。

人一倍の練習熱心を実らせた努力の人。最終戦で単独6位以上、などと言わず、公式戦通算3勝で有終の美を飾ってほしいですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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