痛っ! 3連覇が懸かった大事な試合に・・・

残念な一報がもたらされました。

USPGAツアー「フェニックス・オープン」(米アリゾナ州スコッツデール=TPCスコッツデール)に出場中の松山英樹(25=LEXUS)です。
大会の模様はゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」で生中継

大会3連覇を懸けて第1日(2月1日=日本時間同2日)、2アンダーの69(パー71)で回り、首位に5打差とまずまずのスタートを切りましたが第2日(2月2日=日本時間同3日)、左手親指痛のためスタート前に棄権を余儀なくされてしまったのです。

大会3連覇は、達成すればアーノルド・パーマー(米国)が成し遂げて以来、実に55年ぶり2人目、という偉業になるところでしたが、それも水泡に帰してしまいました。

左手親指の付け根部分の痛みは、第1日の前半インの13番(パー5)でティーショットを放った際に激痛が走ったとのことでした。

その後、14番(パー4)でテーピングを施してプレーを続行。5バーディー、3ボギーと健闘したものの、第2日の練習時、痛みが引かないため、スイングは無理と判断、無念の棄権に至ったようです。

松山が左手親指痛で“痛~い”棄権

よりによって偉業が懸かった大事な試合に何故? と悔しい思いだったでしょうが、こういうトラブルは、得てして大事な局面で起きるケースが多く、皮肉なものだなァ、とつくづく思います。

松山の左手親指痛は、2013年に国内ツアーの賞金王に輝いたときにも起きたことを思い出します。このときは翌2014年前半くらいまで長引かせていましたね。

痛みの個所が前回同様のところなのか、あるいは新たな箇所なのか、現段階では詳しいことは分かりませんが、心配されるところです。

松山の序盤戦の構想は、この相性のいい「フェニックス・オープン」を好成績で乗り切って弾みをつけ、大目標であるメジャー初戦「マスターズ」(4月5日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)で優勝を狙いたい、というところにあります。

痛みの状態が軽く、早期に治るものなら心配はないでしょうが、長引く状態となれば、今後の試合出場のスケジュールを変更せざるを得なくなることも考えられます。

いずれにしろ、松山にとっては、1日も早く痛みのない状態でプレーできるように持っていくことが最優先されます。

棄権に対し、松山のコメントは「プレーした結果がダメなら納得できるが、プレーできなくなったことが悔しい」と報じられました。

胸中の無念さがにじみ出る言葉ですが、まあ、今は焦らず、完治させることが先決、じっくりと治療に専念することが大事ですね。

そして・・・2カ月後の「マスターズ」には、絶好調の状態で出陣。観(み)る側を楽しませてもらいたいものです。
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次週の大会「3連覇」狙いに注目

早いものですね。1月も、もう終わりに近づきました。

依然として続く“ブルブル日本列島”-。

そういえば、1月に使われる〈時候の挨拶〉は「厳寒」「厳冬」「酷寒」「寒冷」などなど・・・。まあ、年間を通して一番寒い時期なのでしょうが、今年はそれが当てはまり過ぎ、外の寒さに加え、そんな言葉群を聞くだけで体がブルルッと震えてきそうです。

であっても、いつまでも縮こまってはいられません。

プロ野球界は、いよいよ2月1日、各球団が一斉にキャンプ・イン。プロゴルフ界も、国内男子ツアーが、既にシンガポールとミャンマーで2018年の幕を開け、米女子ツアーも開幕戦の「ピュアシルク・バハマ・クラシック」(バハマ・パラダイス島=オーシャンクラブGC)を終え、それそれが“球春到来”を告げています。

そんな中、やはり注目しておきたいのが、松山英樹(25=LEXUS)です。

新年を迎えて2戦目となるUSPGAツアー「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(1月29日=日本時間同30日=最終日、米カリフォルニア州ラホヤ=トーリーパインズGC南コース)に臨んだ松山は、通算5アンダーで12位となりました。

復帰のタイガーにもらった“奮起”

米ツアー公式サイトによる戦前の予想では、抜群の安定感が評価されて「V候補6番手」に挙げられていましたが、第3日を終えて44位と低迷。しかし、最終ラウンド、復帰したタイガー・ウッズ(米国)と同組となり、10番スタートの裏街道で奮起、69で回り好感触を得ました。

松山自身「(最終日の好感触は)次につながりそう」と確かな手応えをつかむラウンドとなったようです。

というのも、次戦2月1日(日本時間同2日)開幕の「フェニックス・オープン」(米アリゾナ州スコッツデール=TPCスコッツデール)は、コースの相性がよく2連勝中。大会3連覇の偉業達成に向けて好感触を残した、ということです。

「フェニックス・オープン」は毎年、USPGAツアー最高の観客動員を誇る大会となっています。その中で松山の2連勝もまた、観客を熱狂させるものでした。

2016年は、人気ナンバーワンのR・ファウラー(米国)をプレーオフで下し優勝。2017年は、またまたプレーオフでW・シンプソン(米国)を下し優勝。“プレーオフの鬼”の異名まで頂戴しています。

シンプソンを下して優勝した際、コースとの相性の良さを問われた松山は「これだけ成績がいいと、ここ(スコッツデール)に家でも買おうかと思ってしまいますね」と言葉を弾ませていたものでした。

今年の最大目標は、言うまでもなく“メジャー制覇”です。序盤戦、視線の先に見据える「マスターズ」(4月5日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)優勝の野望・・・。

そのためにも、得意の「フェニックス・オープン」は、手堅く優勝しておきたいところですね。

“打診”の舞台で得た確かな手応え

テレビの生中継を通して4日間、松山英樹(25=LEXUS)の、2018年初戦はどうだろうか、に注目していました。

1月7日(日本時間同8日)に終了したUSPGAツアーの2018年第1弾「セントリー・チャンピオンズ」(米ハワイ州カパルア=ブランテーション・コース)です。
最終日の模様はゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」と「NHK BS1」が生中継

前年のツアー優勝者のみ34人が繰り広げたレベルの高い展開。まず序盤戦、4月の「マスターズ」(4月5日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)を見据える松山にとって、この初戦は格好の“打診の舞台”だろう、と思ったからです。

追い込み型の松山は、第1、第2ラウンドとも一進一退ながら3アンダーの70(パー73)をマークして首位に大きく離されない位置をキープします。

オオッと注目したのは第2日の後半インでした。前半アウトで3連続バーディー(ボギーなし)を奪いながら、後半インに入り、10、11、13番でボギーを叩いてしまいます。

ここでガックリ来るかな? と思われた矢先、14、15、17番でバーディーを奪い、息を吹き返します。

コースには“カパルア名物”と言われる、グリーン上の旗竿が常にしなっているほどの強風が吹いており、加えて芝の重さが各プレーヤーを苦しめる、やっかいなコンディション。ズルズルと後退してしまいそうな中であきらめず、前を向き続けた松山に“粘り”を感じます。

この調子なら! と期待されたムーピング・デー(第3ラウンド)の爆発は、残念ながらパットの不振、ボギー先行で苦戦を強いられ封じられます。この日72で通算7アンダー。首位の通算16アンダーに9打差をつけられてしまいました。

粘り強さと集中力の高さが光った

優勝戦線から遠ざかった松山でしたが、最終ラウンド、印象に残ったのは、第2ラウンドでも見せた粘りでした。

前半アウトで2バーディー(ボギーなし)を奪って折り返すと、後半インで“遅ればせながら”の爆発を見せます。

12番でバーディー。15番パー5で2オン、約2メートル半を沈めてイーグルを奪うと16、17番でいずれも約3メートルのバーディーパットを決めて7アンダーの66をマーク、通算14アンダーで終わってみれば4位に浮上していました。優勝は通算24アンダーで世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)-。

ホールアウト後の松山は、インタビューを受けてこう答えていました。

アイアンは思うように打てた。ドライバーとパット以外はよかった

グリーンを外したのは2度だけの精度の高いアイアン。確かにパットは、7番から5ホール連続して2~3メートルのバーディーチャンスを外すなど“たら・れば”は禁句ですが、残念なパーの連続でした。

それにしても・・・昨年12月に開催されたツアー外の慈善大会「ヒーロー・ワールド・チャレンンジ」(バハマ)に出場後、1カ月のオフを過ごして臨んだこの大会、4日間をトータルして松山の滑り出しは上々、の印象を受けました。

観(み)る側をうならせたのは、第2ラウンドでのインの粘りと最終ラウンドの爆発でした。やはり、それは、常にベストを尽くそう、という気持ちの表れだったでしょうし、また、内面的には集中力の高さの表れだったことでしょう。

松山は4日間を終えて「思った以上にできた分と思った以上にできなかった分があった」と話しました。

高みを目指す松山には、納得できない面も多くあったのかもしれませんが、それが次第に納得できる方向に向かっていくのでしょう。

次戦は2週開けて1月25日(現地時間)開幕の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(米カリフォルニア州)を予定しているとのことでした。

初戦で課題も具体化しただろう松山が2週間、どう調整してくるか、楽しみになりました。

伸ばせそうで伸ばせない不満

2018年初戦に臨んでいる松山英樹(25=LEXUS)の動向が気になります。

目下、熱戦を展開中のUSPGAツアー「セントリー・チャンピオンズ」(米ハワイ州カパルア=ブランテーション・コース)です。

大事な“ムービング・デー”第3日(1月6日=日本時間同7日)の松山には、爆発を期待していましたが、一進一退の4バーディー、3ボギーで1アンダーの72(パー73)、通算7アンダーで首位に9打差の12位に後退してしまいました。
第3日の模様は「NHK BS1」が午前7時から生中継

ホールアウト後、浮かない顔でインタビューに応じた松山のコメントは印象的でした。

強い風、重いグリーン・・・それは分かっている。対応し切れない自分が悪いんです

分かっちゃいるが、乗って行かない・・・。

そうした内面のイライラを象徴した場面が、16番(パー4)だったでしょうか。

前半アウトを2バーディー、1ボギーの35。後半に入り、13番でボギーを叩いたものの、14番、15番で連続バーディーを奪い通算8アンダー。15番は最終18番(パー5)で2ケタ・アンダーに持ち込むためにも、パーディーがほしいホールでした。

フェアウエーからの第2打。グリーンエッジからピンまでの距離が短く、落としどころに神経を遣うショットとなりました。

最終日の大爆発に期待したい

それをうまく打ったかに思えましたが、あと1メートル短く、ボールは斜面を逆戻りしてしまいます。第3打のアプローチが寄らず、手痛い2パットのボギー(通算7アンダー)-。

このボギーが響き、18番も第3打、グリーン奥のカラーから1メートルほどに寄せながら外してパーにしてしまいます。

内容は、爆発を期待した分、イマイチとなりましたが、それでも1アンダーの72で回っています。第1日、第2日とも70。出場した過去2回でも、70より以上を叩いておらず、この大会出場計11ラウンドで初めて70以上の72を叩いてしまいました。

見方を変えれば、いいのか悪いのか、がどうもはっきりしない状態が3日間続いている状態でしょうか。

流れをものにできず、伸ばせそうで伸ばせず、スコアにつながらないイライラの展開。それを松山は「いいショットもあったが、それをつなげられなかったことで、いいところがなかった」と何とも不思議というか、歯切れの悪い言葉で表現していました。

このイライラを最終日、大爆発に変えることができるかどうか-。

松山は「ビッグスコアを出せるように頑張りたい」と話していました。

単独首位に通算16アンダーでD・ジョンソン(米国)が立っており、松山は9打差を追う、苦しい最終日となりますが、2018年初戦、ひとつでも上に・・・を目指して悔いのない終わり方をしてもらいたいですね。

2018年の最大目標はメジャー制覇

日本はまだまだ厳寒の日々が続きますが、ハワイから“球春”を告げる声が聞こえてきました。

“球春”といっても野球ではなくゴルフです。USPGAツアー〈2017~18年シーズン〉の2018年初戦「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(米ハワイ州カパルア=ブランテーション・コース)が1月4日(日本時間同5日)に開幕しました。
第1日の模様はゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」が1月5日午前8時から生中継

日本の松山英樹(25=LEXUS)は、この大会から出撃。いよいよ2018年シーズンをスタートさせました。第1日は5バーディー、2ボギーで3アンダーの70(パー73)で回り、首位に3打差(7位)と、まずは上々の発進、手応えあり! といったところだったでしょうか。

ホールアウト後にインタビューを受けた松山は、プレーの内容を聞かれて「思ったより悪くなかった」と答えました。「悪くなかった」のは、ショットの調子に関して、です。

開幕前の1月2日、米ツアーの公式サイトで発表された「パワーランキング」(優勝予想)で5位に挙げられました。この大会は過去2度出場、2015年は1打差の3位タイ、昨年2017年は最終日最終組で優勝争いの末に2位、となっており、その実績が評価されてのもの。

そうした中で松山自身は、2018年初戦、ドライバーはどうか、ショートゲームの感触はどうか、をテーマとしてラウンドしたようです。

新シーズンに臨む松山の野望

リッキー・ファウラーと同組のラウンド。起伏のあるコースとあって正確性が求められるドライバーの使用は慎重にならざるを得ません。加えて約8メートル(主催者発表)の強い風が吹くコンディション。そんな中、松山は積極的にドライバーを握っていました。

距離が短い6番パー4では、強振してワンオンを狙います(グリーン右エッジ)。続く7番パー4でも、握ったのはドライバーでした。

結果「思ったより悪くなかった」の裏にあるものは、第2日以降に向けて、手応えは悪くない、といった好感触でしょう。

松山は「もう少し、スコアが良くないと・・・」と反省もしました。松山に限らず全体的にスコアが伸びなかったのは、難しいグリーンのコンディションによるものでした。

逆目のパットは、思った以上に重く、順目のパットは、思った以上に速い、ことで“入れごろ外しごろ”のパットをより難しくしていたようです。

しかし、松山の強さを感じたのは、アウト、インともボギーを先行(1番、13番)させながら、それを取り戻すバーディーを重ねたことです。

特に最終18番パー5、2オンの後、約30メートルはある長いパットを2メートルにつけ、これを沈めてバーディーとしたことでした。

さすが! ナイスブレー! と観(み)る側が思わず、声を出してしまいそうな最終ホールのパーティーは、間違いなく明日につながるものでしょう。

スタートを切った松山の2018年は、まず4月の「マスターズ」(4月5日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)を視野に入れて調整され、今年こそ、マスターズを含むメジャー制覇の偉業達成がメーンテーマとなります。

スタートダッシュで調子の波に乗るためにも、相性のいいこの大会で優勝を飾りたいもの。

松山の第2日以降が注目されるところとなりました。
プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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