“夢舞台”に進出する少女たち

昨今のスポーツ各界は“ローティーン”世代の活躍が顕著ですが、どうやらゴルフ界にも、本格的にその波が押し寄せているようです。

昨年(2014年)4月のJLPGAツアー「KTT杯バンテリン・レディース」(熊本・菊池郡=熊本空港CC)で同ツアー史上最年少15歳293日で優勝を飾った高校1年生アマの勝みなみ(鹿児島高)が、16歳の高校2年生となった今年、先に終了した「日本女子アマ選手権」(6月27日最終日、北海道北広島市=札幌GC輪厚コース)で優勝。近づくプロ転向への足ががりとしました。

と思ったら・・・今度は14歳の少女の台頭です。

そうです。米女子ゴルフの最高峰「全米女子オープン」(現地時間7月9日開幕、米ペンシルベニア州=ランカスターGC)に中学3年生アマ・山口すず夏(神奈川・鵜野森中)の出場が決まったのです。

山口は、同オープンの日本地区最終予選会(兵庫・有馬ロイヤルGC)で並みいるプロを押しのけ、通算9アンダーで2位となり、日本人の史上最年少出場を勝ち取ったものです。

ちなみにこれまで、本戦に出場した年少選手は、12年大会に米国在住の光永輪子(15=当時)、昨年14年大会では16歳の高校1年生アマ・橋本千里(愛知・ルネッサンス豊田高)が出場して予選突破の健闘を演じています。

押し寄せる低年齢化の波!

もっとも同年の大会には、米カリフォルニア州ハーフムーンベイで行われた地区予選会を突破した11歳のルーシー・リー(米)が、12歳で出場したモーガン・プレッセル、レキシー・トンプソン(ともに米)の記録を更新して参戦しており、その愛くるしい、漫画チック? な“ツイン・テール”姿で話題をさらったものでした。

それより前の2013年、米男子ゴルフの祭典「マスターズ」(米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)に同大会史上最年少出場を果たした14歳の中学生アマ・関天朗(中国)が話題をさらいました。

関は「マスターズ」出場権を懸けた前年(2012年)秋の「アジア・パシフィック・アマチュア選手権」で松山英樹(東北福祉大=当時)を押しのけて優勝を飾り、マスターズ切符を手にしたものですが、初陣の重圧をはねのけて予選を突破、ベストアマ(58位)を獲得しています。

ゴルフ界に本格的な“ローティーン旋風”を巻き起こしたのは、やはり、リディア・コ(18=ニュージーランド)の出現だったでしょうか。

コは、14歳時の2012年に豪州ツアーの「NSW女子オープン」を史上最年少で制し、同年のUSLPGAツアー「カナディアン女子オープン」にも勝って一躍、その名を広めました。

プロ転向後の現在、今年は2月に17歳で世界ランク1位となったことも話題となりました。

さて・・・そうしたことが刺激を生み、元気印の“ローティーン”世代が、勢いよく暴れ回ります。

近づく「全米女子オープン」でも、世界の強豪を相手に14歳少女の山口たちがどんな健闘を見せるのか楽しみですね。

彼女たちのすべてを“楽しんでしまう”ゴルフは、既成の概念からは予測できない何かを生み出してくれそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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