面白かった「丸山×松山」のトーク

今季の抱負を「やはり、メジャーで勝ってみたい、という気持ちは強いですね。特に〈マスターズ〉に勝てれば、日本のゴルフ界も変わるのでは、と思います」と話していました。

世界ランク4位となったプロゴルファーの松山英樹(25=LEXUS)です。

現在、熱戦を展開中の世界選手権シリーズ「メキシコ選手権」(3月5日=日本時間同6日=最終日、メキシコ・チャプルテペックGC)では、低迷気味でしたが、第3日(3月4日=日本時間同5日)に松山らしく、5アンダーの66(パー71)で回り、通算3アンダーで25位に上がってきています。

まあ、それはそれとして、興味深かったのが、ご覧になった方々も多かったと思いますが、3月4日の土曜日夜、テレビの「BS日テレ」で放送された「丸山茂樹×松山英樹~日本人ゴルファー未踏の世界へ」(午後7時~)でした。

冒頭に記した松山の抱負は、この番組の中で語られたものですが、米ツアー3勝の丸山と同4勝の松山の〈現在〉と〈未来〉を見据えたトークは、日ごろ、松山の本音があまり表に出てこない分、注目される発言が結構ありました。

松山は、昨年秋から今年にかけて、国内の日本オープン優勝を皮切りに国内・外6戦4勝、2位2戦の絶好調に突入。2月第一週の「フェニックス・オープン」(2月5日=日本時間同6日=最終日、米アリゾナ州スコッツデール・TPCスコッツデール)では、前年に続き日本人選手初の同一大会連覇(米ツアー通算4勝目)を達成するなど活躍が続きました。

丸山が「ターニング・ポイントはどこにあったと思う?」と聞きました。

マスターズで勝つために

松山が答えます。

「最初(2016年2月)のフェニックス・オープン優勝にあったと思います。プレーオフでリッキー・ファウラーに競り勝てたことは大きかった」

が、面白かったのは、その優勝後、松山は予選落ちなどの低迷を続け、国内に戻って参加した秋口の「日本オープン」優勝で「ああ、こうしたらいいんだ、ということが見つかったんです」と言ったことでした。

優勝した後の低迷・・・そこから何かを得て脱却に至った力は、これまでの力を超えているのでしょうか。丸山は「結果として低迷が良かったんだね。ゴルフは奥が深い」と口にしました。

〈日米ツアーの違い〉がテーマとなり松山は、第1に選手層の厚さを挙げ、第2にコースの差を挙げていました。コースの差については、日本はどこでやっても芝の質が同じだが、米国は各地で違う。つまり、選手たちは、それに対応できる力を持っている。だから、日本で次世代を担うジュニアの育成を行うなら、そういう対応力を養わせることも必要なのではないか、と指摘しました。

また、コース・マネジメントとして〈セカンドの重要性〉を挙げ、そのために第1打をどこに打つかの戦略性は欠かせない、と話しました。加えて、例えばマスターズを神経をすり減らしながら4日間戦い抜くには、技術以前にまず、体力が必要となる、という基本的なことも挙げていました。

丸山は〈マスターズ〉という大会は、ニクラウスにも感じられることだが、あのコース(オーガスタ・ナショナルGC)に好かれているかどうか、という問題が確かにあると思うよ。これは大きい。ヒデキはアマチュアで最初に出たこと、そこでローアマを獲得したこと、などを考えると、愛されているんじゃないか、と言いました。

運・不運が左右するメンタル・ゲームのゴルフにあって、コースに愛されている、という指摘は力強いですね。であれば・・・4月が本当に楽しみとなりました。

余談ですが、現在47歳の丸山は、ジュニア時代に優勝の常連でした。私も、日体荏原高時代に接触していますが、優勝原稿に必要な略歴を聞くと「オジさん、それ去年も聞いたじゃない。メモ、ちゃんと残しておかなくちゃ」などと平気で言う、明るい性格のやんちゃ坊主でした。

今はスクールを開き、ジュニアの育成にも尽力している丸山ですが、平成のやんちゃ坊主たちに、もう「オジさん!」と呼ばれるトシになって親しまれているのでしょうね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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