ミドル級“頂上決戦”がもたらすものは?

2012年ロンドン五輪ボクシング(ミドル級)金メダリストでWBA&WBO世界ミドル級ともランク2位の村田諒太(31=帝拳)が頂点を狙うミドル級最前線は、どう動くでしょうか。

3月18日(日本時間同19日)に米ニューヨーク州の「マジソン・スクエア・ガーデン」で行われるダブル世界戦で、4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(29=ニカラグア、帝拳)のWBC世界スーパーフライ級王座初防衛戦とともに、3団体統一世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(34=カザフスタン)が18連続KO防衛を懸けてリングに上がります。
(試合は3月19日午前10時からWOWOWが生中継)

凄いですね~。“トリプルG”ことゴロフキンの強さは、まさに敵なし! 絶対王者としての揺るぎなさがありますね。

何しろ36戦全勝(33KO)の戦績。プロ14戦目から23試合連続KO勝利、プロ19戦目に初戴冠(WBA世界ミドル級暫定王座→正規王座に昇格)してから17試合連続KO防衛(ともに続行中)という、怪物的な進撃を続けているのですから・・・。

18試合連続KO防衛を懸けた今回の試合の相手は、WBA世界ミドル級正規王者のダニエル・ジェイコブス(30=米国)です。ちなみにゴロフキンの持つWBAタイトルは、世界ミドル級スーパー王者ですね。

スーパー王者vs正規王者の統一戦は、観(み)る側も身の引き締まる思いがしますが、その通り、戦前の予想は、ゴロフキン有利ながら、一方、予断を許さないものも秘めています。

秒読みに入った村田の世界挑戦

というのも、ジェイコブスもゴロフキンにひけを取らない33戦32勝(29KO)1敗の戦績を持ち、ゴロフキンのKO率が92%なら、ジェイコブスのそれも88%、と、ともに一発を狙う強打戦が予想されているからです。

一発で局面が変わるのがボクシングの怖さですね。

結果は当日を待つとして、この2人の激突は、目下の“ミドル級頂上決戦”として世界の注目を集めています。そして3団体統一世界ミドル級タイトルマッチで行われるこの試合の結末が、その後の同級最前線に何らかの動きをもたらす可能性が高い、というのが周囲の見方です。

さて・・・では村田は、この激戦区にどう入り込んでいくのでしょうか。

昨年12月30日、東京・有明コロシアムで行ったブルーノ・サンドバル(メキシコ)戦に3回KO勝ち。このプロ12戦目を“世界前哨戦”とした村田陣営は、標的をWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(英国)に絞り、交渉をスタートさせています。

この時点で陣営は、3月を「Xデー」のメドとしていましたが、いまだ発表には至らず、サンダース陣営の方針もあって交渉が難航状態にあることは否めないようです。

それにしても・・・五輪の金メダリスト、プロでもWBA&WBOでランク2位、IBFで同3位、WBCで同4位、と4団体すべて上位に位置する村田に、なかなか世界挑戦のチャンスが巡ってこないのも、それだけ今のミドル級が最大激戦区であることの証明でしょうね。

とはいえ、今回のゴロフキンが、勝利を条件に状況を動かすことになるのではないか、との声は聞こえています。

村田の「Xデー」が秒読みに入ったことは確か。村田自身は、チャンスがくれば、いつでも戦える準備は出来ている、と話しています。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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