日没6分前に決着した壮絶勝負

いや~凄い試合でしたね。

楽勝と思われた展開が一転、大詰めでつばぜり合いとなり、プレーオフにもつれ込んだ末に延々6ホール目での決着! という大死闘になりました。

USLPGAツアー「テキサス・シュートアウト」(4月30日=日本時間5月1日=最終日、米テキサス州アービング・ラスコリナスCC)での野村敏京(24=フリー)とクリスティ・カー(39=米国)の優勝争いです。
(試合はWOWOWライブが5月1日午前4時から生中継)

第2日に首位に立った野村は、第3日を終えて後続に2打差をつける通算8アンダーで首位の座をキープ。最終日も、前半アウトを終えた段階で、追随を許さずに5打差をつけ、楽勝の展開に持ち込んでいました。

が・・・ゴルフは怖いですね。本当に何が起きるか分からないものです。強風の影響があったと思いますが、10番、11番を連続ボギーとしてリズムを崩します。さらに14番でもボギーを叩き、スコアを通算5アンダーに落としてしまいました。

一方、ひと組前を回るカーは、前半アウトで5ボギー(2バーディー)を叩き、一時はあきらめの心境だったと思われましたが、野村が崩れたことで息を吹き返し、15番を終えて野村に3打差とジワリ、迫ってきました。

そして上がり3ホール、大詰めの勝負-。

野村が魅せたド根性の戦い

16番(パー4)をボギーとした野村にカーは2打差と肉薄し、難易度の高い17番(パー3)で、カーがバーディーを奪ったのに対し、野村は第1打グリーンオーバーから痛恨のダブルボギーを叩いてしまい、ついに逆転されてしまいます。

「が」・・・また「が」となるところが、この勝負の凄さです。最終18番(パー5)で野村は3オンの後、約2メートルのバーディーパットを沈め、しぶとくカーに追いつき、プレーオフに持ち込んだのです。

まさに観(み)ているほうもシビれた、絶体絶命のピンチからの値千金のバーディー奪取となりました。

サドンレスのプレーオフは、18番で繰り返し、争われました。

1ホール目、2ホール目・・・5ホール目。ともに譲らず、展開は持久戦となり、風はやまず、次第に寒さも増す中で“根比べ”の様相を呈してきます。

6ホール目を迎えた段階で、ともに本戦をスタートしてから7時間を超える戦いです。現地の情報では、日没6分前、このホールで決着がつかなければサスペンデッド、翌日にやり直しとなるところでした。

野村という選手は、勝負強いですね。本戦の18番で追いついた勝負強さを、ここでも発揮しました。

第1打をフェアウエーセンターに運んだ後、3Wの第2打が素晴らしい1打となり2オン、2メートル半のイーグルパットは外しましたが、バーディーを奪って決着をつけました。

最後は野村の24歳の勢いが、最後は疲れ果てた感じとなった39歳のカーを突き離した形となりました。

昨年4月の「スウィンギングスカート・クラシック」(米カリフォルニア州デーリーシティー=レークマセドGC)以来となる今季初勝利、ツアー通算3勝目。

野村が「風が強くてコースはタフだった。長~い1日でした」と振り返った優勝は、ここ一番で最高のショットが打てたこと、ベテランのカーに競り勝ったこと、などを含めて今後の飛躍に結びつくことでしょう。
スポンサーサイト
プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR