“モンスター”のV5戦にも注目!

5月20日(土曜日)&21日(日曜日)の2日間で計6試合の世界戦(いずれも東京・有明コロシアム)を行うプロボクシング界ですが、そんな中、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)の5度目の防衛戦もまた、見逃せないタイトルマッチのひとつでしょう。

初夏というより、何かもう真夏の暑さとなった5月12日午後2時-。

井上が公開練習を行う大橋ジム(大橋秀行会長=神奈川県横浜市西区)に足を運びました。

窓を締め切ったジム内は、入ったとたんに汗がにじみ、次第に流れ出すほどの暑さです。その中で「あと4キロ」という井上が、汗出しのウインドブレーカーを着込んで軽快な動きを見せていました。

現在のスーパーフライ級(リミット52・16キロ)では減量がきつくなり、ぼちぼち1階級上のバンタム級(リミット53・52キロ)に上げる時期が近づいているようですが、その分、パワフルでパンチ力が相当アップしていることを感じさせます。

その証拠にミット打ちの相手を務めていたトレーナーの父親・真吾さんの右手首には包帯が巻かれ「使いものにならなくなりました」(真吾さん)と苦笑い。代わってミット打ちの相手は、弟の元東洋太平洋スーパーフライ級王者・拓真が務めていました。

パワーアップに関して井上は、合宿の成果、を口にしました。

試合の1カ月前となる4月17日、井上は静岡・熱海でミニ合宿をスタートさせました。1カ月前の合宿は“異例”ともいえましたが、そこで重点的に行った下半身強化や体幹を鍛える基礎的なトレーニングが、全体的なパワーアップを生んでいる、とのことでした。

今秋米進出・・・ロマゴンの動向は?

今回の5度目の防衛戦の相手は、同級2位のリカルド・ロドリゲス(米国)ですが、年内にWBC世界同級王者の“ロマゴン”ことローマン・ゴンザレス(ニカラグア=帝拳)と戦える可能性があった矢先、ロマゴンの敗戦で大目標が消えてしまい、井上のモチベーションはどうなのだろうか、と思い、大橋会長に聞いてみました。

-「まさか、ロマゴンが負けるとは思いませんでしたが、目標を失った井上君の気持ちはどうでしょうか?」

大橋会長「やっぱり最初はね。びつくりしました。でも今はもう、気持ちを切り替えていますよ」

-「団体が多くなり、王者も増え、ただ防衛戦をすればいい、という時代ではなくなっていますね。内容が問われ、相手選びが難しくなったのでは?」

大橋会長「確かに難しくなりましたね。まあ、今回の相手はランク2位の選手で指名防衛戦ですから、安易な相手ではないのですが、ロマゴンなど求める目標が高くなってきていますからね。そのあたりがファンの皆さんにとっては、どうなんでしょうか」

実は・・・といって大橋会長は、IBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)と統一戦を行う交渉が“あと一歩”まで行きながら流れてしまったことを明かし、井上の強さを含めて、だんだん相手探しが難航しつつある現状を示してくれました。

-ところで“前王者”となったロマゴンが、井上に挑戦したいと言って来たらどうしますか?

大橋会長「そりゃ、大歓迎ですよ。文句なし! に受けますよ

井上陣営には、今秋9月に米国で試合をしないか、とのオファーが届いており、米進出を視野に入れています。そこでロマゴンが絡んできたりすると、井上を取り巻く今後の展開が一気に風雲急を告げそうです。

まずは目の前の敵、ロドリゲスを文句なしに片づけて「次!」といきたいところですね。
スポンサーサイト
プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR