「海開き」の季節に思うこと

6月30日の関東地方南部は、厚いグレーの雲に覆われ、ときどき雨も落ちてくる、あいにくの梅雨空となりました。

そんな中で私が住む湘南エリアの海水浴場は、この時期、続々と〈海開き〉となり、ああ、今年もまた、にぎやかな夏の2カ月が始まるのだなァ、と、ときの流れる速さを感じます。

先陣を切ったのが、この日6月30日海開きの「逗子海水浴場」(神奈川県逗子市)。7月1日には、鎌倉市の「材木座&由比が浜」両海水浴場、そして「江の島」を中心とする藤沢市の「片瀬海岸東浜&西浜」さらに「鵠沼海岸」と各海水浴場が海開きとなります。

ところで昨今、開放的になる海水浴場でのマナーが大きく乱れ、酔客同士のケンカや大音量で音楽を流す海の家の“クラブ化”などが社会問題となり、条例による規制の強化と営業に係わる海の家業者の間で激しく“綱引き”が行われていました。

実際、逗子海水浴場では2013シーズン、暴力団関係者による殺傷事件までもが勃発。同年41万7000人(逗子市公表)だった利用者が、翌2014年シーズンは、20万1300人(同)と激減してしまっています。

そりゃそうですね。海水浴場は誰のもの? 夏のある日、家族そろって海水浴を楽しみに来たのに、その場で酔客のケンカや入れ墨を見せつけられるなどしたら、もう来ない。どこかのプールのほうが安心・安全でいいや! となってしまうでしょう。

海水浴場の一連のマナーの乱れを引き起こす“引き金”となったのが、片瀬海岸西浜の一部海の家が始めた“クラブ化”でした。

大音響で音楽を流し、水着姿の男女が体をすり寄せて踊る光景-。

これは本当に異様といえますよ。何しろ私がウォーキングのコースとしている海沿いの道に並ぶ海の家が、まだ陽が高い昼日中から、ガンガンとやっているのですから・・・。

規制は砂浜から海の上にも、ああ・・・

私も含めて地元住民は皆、湘南海岸も地に落ちたものだ、と嘆いたものでした。

この騒ぎに規制が入り、海岸での音楽が禁止されると、それではつまらない海水浴客は、規制がまだない、お隣の鎌倉~逗子~葉山、へと流れていき、結局、そこでのマナー違反が規制を生むことになります。

結果、逗子市は、飲酒禁止や入れ墨の禁止などを盛り込んだ「(全国で)最も厳しい条例」を施行するに至ってしまいます。

海の家を営業する業者にとっては、痛い条例ですが、それに腹を立てる前に、そうさせているのは、業者の一部行き過ぎた旺盛な営業とそれに乗る利用客のマナー違反なのでしょうし、見方を変えれば、人はマナーまで規制されないと守ることが出来ないのか、と情けない気持ちにもなってしまいます。

逗子市が配布する「逗子海・浜のルールブック」の2017年版は、水上バイクに関しての項目を一部改訂しています。危険操縦やマナー違反に対する規制の強化です。

規制、また規制により、海岸の砂浜がやっと静かになったと思ったら、今度は海の上にも規制が伸びて行きます。

水上バイクは結構、スリリングで波を蹴散らす爽快感が得られるマリンスポーツでしょうが、エンジン音が大きく、蛇行運転によって起きる波の影響はどうなのだろうか、という疑問は常にありました。

実際、私の家の前を流れる川にも、最近は水上バイクが爆音を立てるようになりました。

やはり、海の上では〈風と波〉が原則でしょう。動力系に対する嫌悪感はあり、仲間たちと競り合えば当然、暴走に至るだろうことは想定内のことです。

こうした問題への規制・・・。

嫌ですね~。これらの規制のすべては、人が公共的なマナーを身につけていれば、いらないものばかりなのではないでしょうか

夏場の2カ月-。

家族を軸に老若男女、誰もが楽しめる海であってほしいですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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