大健闘の単独5位に拍手!

「ああ! も~」-。

テレビの画面を通して聞こえてきた怒りの声が、どうにも思ったようにいかない内面のイラ立ちを表していました。

USPGAツアーのプレーオフ・シリーズ(全4戦)最終戦「ツアー選手権」(米ジョージア州アトランタ=イーストレイクGC)最終日(9月25日)の松山英樹(24=LEXUS)です。
試合の模様は「NHK BS1」が9月26日午前5時から生中継

首位に3打差の優勝圏内で最終日をスタートさせました。前半アウトは、パーを拾う我慢のラウンドを余儀なくされ、9番(パー3)でやっとバーディーが来て後半インを迎えます。

11番(パー4)でバーディーの後、12番(パー3)では、グリーン手前からのアプローチを直接カップインさせてバーディー。通算スコアを8アンダーとして爆発を予感させる連続バーディーとなりました。

が、そのいい流れを断ち切ったのは、14番(パー4)からの3ホール。大会を通して気にかかり続けていたショットのブレでした。

520ヤードと長い14番のパー4で、第1打を右のラフに入れ、刻んだ後の第3打を1メートル半につけたものの、これを外して手痛いボギー(通算7アンダー)。15番(パー3)でピン奥から約5メートルのバーディーパットがひと筋、ラインを外れ、16番(パー4)で第1打をフェアウエー右のバンカーに入れてしまったとき(このホールはパー)たまりかねたように松山の口から上記の声が飛び出しました。

17番(パー4)と最終18番(パー5)が計算できるホールとあって、その前の3ホールでスコアを伸ばせれば、まだまだ可能性は残されただろう、とも思いましたが、それができず、少なからず意気消沈したことと思います。

“バチあたり”的な期待の中で・・・

17番でバーディーを奪ったものの、最終18番では、第1打が右の深いラフ、出すだけの後、第3打をグリーン左に外し、第4打以降、乗らず、寄らず、5オン、2パットでダブルボギーのシーズン打ち納めとなってしまいました。

通算12アンダーで3人が並んだプレーオフは、4ホールに及ぶ激闘をロリー・マキロイ(英国)が制し、優勝と年間王者の座を獲得しました。

通算6アンダーの松山は、単独5位-。

私たちは、いや、私は、でしょうか。第3日を終えて松山が、首位に3打差であれば、逆転優勝のチャンス! とばかり、それを見逃すわけにはいかない、と眠い目をこすりつつ、早朝のテレビの前に腰を据えてしまいます。

つまり、松山には、常に優勝という高い期待を知らずのうちにかけてしまっている自分に気付きます。ゴルフファンの皆さんが、皆が皆、私のような目で松山を見ているかどうかは分かりませんが、ふと気付けば、それは相当な“バチあたり”的なことなのかもしれません。

プレーオフの最終戦という、30人しか出場できない試合に、松山は3年連続して加わり~加わるだけで凄いことと思わなければいけないのでしょう~しかも、今年は、最後まで逆転優勝のチャンスを残し、ベスト5に入りました。

この結果を、ああ、残念! などというのは、まったくバチあたりです。善戦、健闘、日本人選手がよくぞこまで! と手放しで称賛しなければいけないことなのです。

とはいえ・・・2015~16年シーズンを終えた松山には、もう来シーズンへの期待、ああ、4月の「マスターズ」で優勝はあるだろうか、などということをすぐに頭に描いてしまいます。

10月13日開幕の「日本オープン」(埼玉・狭山GC)には、復調なった石川遼と顔をそろえることが決まっています。

松山には、米国の難しいコースで磨いた技術とマネジメントで、日本のツアーに刺激を与えてもらいたいものですね。

そして・・・松山は、私たちのバチあたり的な期待を、いつの間にか、当たり前のことにしているかもしれません。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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