女子高生アマが変える女子ゴルフ界

刺激が刺激を生む好循環-。このところの女子ゴルフ界にいい風が吹き始めていますね。

10月7日に開幕したJLPGAツアー「スタンレー・レディース」(静岡県裾野市=東名CC)で女子高生アマの畑岡奈紗(17=茨城・ルネサンス高3年)が、3アンダーの69で回り、首位に1打差(4位タイ)の好スタートを切りました。

負けてはいられない! と、こちらも女子高生アマの勝みなみ(18=鹿児島高3年)が、2アンダーの70で畑岡に競りかけ、首位に2打差の好発進です。

再びアマ旋風!

畑岡は前週のメジャー競技「日本女子オープン」(10月2日最終日、栃木県那須烏山市=烏山CC二の丸・三の丸コース)を制して波に乗っており、2014年4月の「KTT杯バンテリン・レディース」で優勝した勝も、目下の最大目標である2勝目に向けて気合が入ったプレーとなりました。

刺激が刺激を生む-と冒頭に記しました。その刺激、源流をたどれば、言うまでもなく宮里藍(31=サントリー)に行き着きます。

東北高3年時の2003年、宮里は「日本女子アマ選手権」「日本ジュニア」をそれぞれ初制覇。勢いに乗って同年9月のJLPGAツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に勝ち、その後の10月、プロ転向を宣言しています。

ツアー本格参戦となった2年目の04年、3年目の05年にいきなり、最強を誇った“絶対女王”不動裕理の座を脅かし、2年連続賞金ランク2位の活躍を演じます。

宮里3兄妹をプロゴルファーとして世に出した父親の優さん(70)は、幼年時代の子供たちへの躾(しつけ)の一環として、特に藍ちゃんには、将来プロゴルファーになってテレビの画面に映し出されたり、インタビューの受け応えをするときなど、まず見える部分の歯がきれいでなくてはならない、と歯磨きを励行させ、そのおかげで藍ちゃんの白い歯は、周囲に清々しさを与えました。

また、プロゴルファーのアスリートとしてのウエアをリードしたのも、優さんの方針であり、藍ちゃんの身につけるゴルフ・ウエアは、ポロシャツ中心だったこれまでのスタイルを一新させたものでした。

「藍・勝効果」で意識の変革

藍ちゃん素敵! 女子プロゴルファーってカッコいい! ゴルフ好きの両親の勧めで、だいたい3~4歳くらいからゴルフを始めた女の子は、ほとんどが藍ちゃんに憧れ、また、ファッションもビジュアル的なものに変えていきます。

有力アマの誕生年を見ると-。

橋本千里=1998年4月24日
勝みなみ=1998年7月1日
澤田知佳=1998年8月29日
新垣比菜=1998年12月20日
畑岡奈紗=1999年1月13日
長野未祈=2000年12月20日

だいたい高校3年生、18歳前後の選手をピックアップして並べてみましたが、沖縄・興南高3年生の実力派・新垣の、ゴルフを始めた動機は、ズバリ、沖縄の先輩・藍ちゃんに憧れたから、でした。

彼女たち女子高生アマ軍団のちょっと上の世代に1995年生まれの永峰咲希、1996年生まれの堀琴音、柏原明日架、1997年生まれの永井花奈らがいます。彼女たちもアマ時代に活躍後、プロ入りして1~3年目の20歳前後グループ。近い将来の女子プロ界を背負う面々です。

女子高生アマたちの台頭は〈意識の変革〉が大きいと思います。

藍ちゃんに憧れ、親に勧められて始めたゴルフが、次第にジュニアの試合で本格化していきます。手に届かなかった「憧れ」が「私にもやれる!」に変わったのは、勝の優勝だったでしょう。

宮里藍→勝みなみ→女子高生アマの台頭、の流れ。刺激が刺激を生むこの循環に当然、プロたちも巻き込まれなくてはいけませんね。

日本女子オープンで畑岡に敗れて悔し泣きした堀たち、プロ3年目の20歳グループが一斉に目覚めたとき、国内女子プロ界は、新時代を迎えているかもしれませんね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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