再びシ烈! 接戦の賞金王争い

週末の国内男子プロゴルフ・ツアー「ダンロップ・フェニックス」(11月20日最終日、宮崎県宮崎市=フェニックスCC)は見応えがありましたね。

最後の最後まで競り合ったブルックス・ケブカ(26=米国)と池田勇太(30=日清食品)の優勝争い、さらに池田と谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)の賞金王争い、という2つのテーマが、展開を引き締まったものにしていました。

1打差の2位となり、惜しくも優勝を逃したものの、池田の猛追には気迫があふれていました。

第3日を終えて首位ケプカに5打差の3位。最終日の池田は、前半アウトを5バーディー(ボギーなし)奪取の快進撃で走ります。が、この段階でケプカも譲らず、その差は「5」のまま、勝負のバックナインに入ります。

池田が取ってもケプカも取り、残り9ホールで5打差は厳しい状況だろう、と観(み)る側の誰もが思ったことでしょう。しかし、池田はあきらめず、こんなことってあるのだろうか、という、すさまじいほどのバーディーラッシュを展開させます。

10番から2連続。12番でボギーを叩いたものの、13番からの3連続、特に15番は、5メートルのスラスイスラインを沈める技アリのバーディーで通算19アンダーとし、ついにケプカをとらえてしまったのです。

さあ、上がり3ホールの勝負! マッチプレーの様相を呈した2人の優勝争いは、まさに手に汗握るものになりました。

しかし、明暗を分けるときは、いつかどこかで、必ず来るものですね。17番、パー3。池田が約1メートル半を外したグリーンでケプカが1メートルを沈め、手痛い1打のリードを許してしまいます。

池田健闘の裏に“松山効果”

最終18番(パー5)は、ともにカラーからの3オン1パットでバーディーを奪います。ケプカのバーディーパットは、約2メートルほどあっただけに、ひょっとしたら・・・もありましたが、そこはしっかり決めてくるのが優勝者というものですね。池田は残念でした。

大健闘の池田にもちろん、悔しさはあったでしょうが、ケプカの強さには“脱帽”といったところだったかもしれません。何しろ池田の奪った11バーディー(1ボギー)は、大会の18ホール最多バーディーを1つ更新する快挙。その猛追をケプカは振り切ったのですから・・・。

もう1つのテーマである賞金王争いも、谷原の健闘で依然、緊迫感を漂わせたものとなっています。

大会前のランクは①谷原秀人=獲得賞金1億5614万4370円②池田勇太=同1億4345万7703円で、その差1268万6667円のデッドヒート。

大会が始まり、第3日が終了した時点で池田が3位、谷原が4位、と最終日の成り行きに注目が集まります。

結果は池田が2位、谷原は5位タイとなりました。獲得賞金は①池田=1億6749万7703円②谷原=1億6277万7703円。池田が再び逆転でトップに立ったものの、その差は472万円の少差で残り2試合に向かいます。

シーズンの終盤戦は、優勝賞金4000万円の高額トーナメントが並ぶ「三井住友VISA太平洋マスターズ」から最終戦の「日本シリーズJTカップ」までの4試合、優勝争い、賞金王争い、またシード権争い、などに激しい戦いが展開されます。

今大会、池田が発奮して優勝を争い、昨年、韓国の金庚泰に奪われた賞金王の座を、谷原ともに奪還すべく、激しい意地を見せているのは、やはり「三井住友・・・」で松山英樹(24=LEXUS)が演じた“独壇場の優勝”が、大きな刺激剤になっているのではないかと思います。

東北福祉大の先輩として負けていられるか! 松山効果が随所に出てくれば、人気面で遅れをとる男子ツアー界も、復権することができるのではないでしょうか。

池田がこれだけ、ファンを引きつけるゴルフを見せてくれたのですから・・・ネ。

頑張りましょう!
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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