フライ級最強を証明したい

西の情勢はどうでしょうか。

年末に控えるプロボクシングの“世界戦ラッシュ”-。12月31日、島津アリーナ京都で4度目の防衛戦を行うWBA世界フライ級王者・井岡一翔(27=井岡)です。

井岡の大みそか出陣は、2011年のWBC世界ミニマム級王座V2戦から6年連続となり、定着した感がありますが、今回はそのリングで同級暫定王者(同級1位)のスタンプ・キャットニワット(18=タイ)を迎え撃ちます。ちなみに井岡の京都での大みそか決戦は初めてとなります。

「統一戦への通過点」-。

今年7月、キービン・ララ(ニカラグア)を11回KOに下してV3に成功した井岡は、この試合の前にWBAが、勝利を条件に出していたWBA世界フライ級スーパー王者(WBO世界同級正規王者)ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との対戦指令を受けて、次戦になるだろう大一番に向け、気迫をみなぎらせていました。

しかし、その後の9月中旬、エストラーダ陣営がスーパーフライ級への進出を決断、保持するフライ級の2王座を返上するに至りました。

相手は新進気鋭の暫定王者

そうした経緯があって井岡vsエストラーダ戦は消滅。それに代わり、WBAから暫定王者スタンプ戦を行うよう指示が出されました。

井岡自身、エストラーダ戦への期待が高まっていただけに“拍子抜け”の気持ちはどうなのか? そのあたりのメンタルが勝負に影響するのか? そこが気になるところです。

スタンプのキャリアは、現在15戦全勝(6KO)。15歳でプロデビューし昨年7月、グレゴリオ・レブロン(ドミニカ共和国)とのWBA世界フライ級暫定王座決定戦に勝ち(判定)14戦目で戴冠。まだ18歳でいかにも、新進気鋭の勢いを感じさせます。

そういえば井岡も、プロデビューから7戦目でWBC世界ミニマム級王座獲得(国内最速記録=当時)。2階級目のWBA世界ライトフライ級王座は、11戦目で獲得しています。

井岡にしてみれば、スタンプの勢いは、若き日の自分を思い出すようなものかもしれませんね。

だからといって“受け”に回っては危険な相手です。

リング外の出来事でちょっと気にかかるのは、V3に成功後、交際中の歌手でタレントの谷村奈南(29)との結婚も間近を思わせる充実感の中、週刊誌の「週刊新潮」が、父・一法氏の脱税疑惑を報じたことでしょうか。

まあ、真偽のほどは当局の調べにお任せするとして、それにより、ファンが井岡に向ける目に曇りが生じてしまうことは、クリーンなイメージを削(そ)ぐことになり、プラスではありませんね。

リング上の井岡にできることは、フライ級最強を証明する勝ち方だけでしょう。

目指す世界戦3連続KO勝利! スカッとした勝ち方で見守るファンを納得させてもらいたいものですね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR