良き飲み仲間たちとのひととき~パートⅡ

日曜日となったクリスマスの12月25日午後-。

ブラリと散歩に出た自宅から近い「江の島」の海岸は、若いカップルでにぎわっていました。「新・江ノ島水族館」(藤沢市片瀬海岸)周辺に立ち並ぶラブホテルを横目に皆、何やら楽しそうに歩いています。

同日午後4時-。

そんな若い連中に負けない熱気が、藤沢市内の中華料理店に醸(かも)し出されます。円卓を囲む中・高年齢の男女各5人、計10人の面々・・・そうです。この日は、日ごろ、行きつけの例の「呑(の)み処」に集まる常連客の忘年会が、にぎやかに開かれたのです。

この店は、料金が安く、料理の量が多い、ということで評判を高めており、腹が減っては戦が出来ぬ! まずは、腹ごしらえから、とビールだ、紹興酒だ、料理だ、有馬記念を取った、取れなかった、などとワイワイガヤガヤ、始まりました。

そんな中でも、この会の主催者である「呑み処」の肝っ玉ママさん、しっかりとプラスチック製の容器を持参、量が多いから残るだろう料理のテークアウトに備えているのが、さすがしっかり者! といったところでした。

「まあ、しかし・・・」大手出版社に勤務する定年間近の毒舌Mさんが言いました。「“類は友を呼ぶ”とはよく言ったものだね。この店にはホント、個性的な連中が集まるよなァ」

北海道・室蘭出身の、昭和のカオリ漂う硬派のTさんが応じました。「まったくなァ。皆、自分がまともで他のヤツらがおかしい、と思ってるから、始末に負えネーんだよな」

クリスマスの夜の忘年会

何だかんだ言いながら、しかし、店のカウンターに座った彼らは、それなりに話が合い、正義感が強く、熱く、連帯感も強く、そうした厄介な連中を束ねる“扇の要”的存在のママさんの、さっぱりとした男気が、言葉の行き違いなどをうまい具合に交通整理しています。

が、しかし、振り返ってみれば、いろいろありました。奥にボックス席はあるものの、カウンターに8~9人も座ればいっぱいとなってしまう藤沢の“ゴールデン街”的な店は、日々、ドラマチックです。

今年は幸いにしてなかったものの、ここ数年、続いた常連客の死去。それらの思い出話に及ぶたびに涙ぐむママさん。一方、灰皿を投げつけた客に、もう来なくていいよ! と“出禁”を宣言したこともありましたっけ・・・。

今年、ちょっぴり痩せて往年の勢いが感じられなくなったのは、やはり、昨今の不景気のせいでしょうか。店にしてみれば、やはり、常にカウンターが満杯状態にあることこそ、元気の源なのでしょう。「弱者に厳しいアベノミクスはダメだね」なんていう愚痴も時々、聞かれるようになりました。

まあ、一年の終わりの年の瀬は、愚痴やボヤキが不思議に似合うもの、だから、新年への期待感が沸き起こるのでしょうね。

料理を堪能した後は、毒舌Mさんの「クリスマスの夜だっていうのに皆、結局、集まるところはここなんだよなァ」の言葉通り、本拠地の店に場所を変え、問答無用のカラオケ合戦、10人を5人づつに分け、年忘れの紅白歌合戦となりました。

案の定、アタシはこっちのグループはヤダよ、などというワガママも出て、しかし、ママさんは、そんなことは日常茶飯事的な対応で、ホラホラ、どっちに行くの、そっち、イケメンいないよ、さあ開始! の号令で歌自慢たちがマイクを握り始めました。

私は、と言えば、順番が来てヘタクソな歌を歌いつつ、フト頭をよぎる、年末に控えるボクシングの“世界戦ラッシュ”取材の重さ・・・まあ、皆がさまざまなことを胸に抱きながら、忘年会のにぎやかさの中に身を置き、一瞬の解放感に浸るのでしょうね。

やがてお開き-。

このところ日中と夜の気温差が大きく、もう人気が減った外に出ると、日中に合わせた薄着に夜風が冷たく入り込んできました。

ブルルッ・・・。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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