新時代は“世界レべル”が続々誕生?

天皇陛下が示された譲位のご意向を受けて、政府が、2019年(平31)1月1日をもって、皇太子さまの天皇即位、同日から新元号とすることを検討する、と報じられました。

ことが順調に運べば、2年後に新しい時代が到来することになるわけですが、この〈時代の変わり目〉に関して私は、強い印象を持っています。

というのも「昭和」から「平成」に元号が変わった1989年1月8日、私は海の上にいたのです。

ヨットの外洋帆走レース「第5回ジャパン~グアム・ヨットレース」(主催=日本外洋帆走協会)に参加した各艇が、神奈川県三浦市のスタートライン・小網代沖を一斉にスタートしたのが、1988年(昭63)12月29日正午、でした。

ここから、フィニッシュ地点であるグアム島のアプラハーバーを目指す、太平洋上延々2500キロを南下する、当時、日本で行われていた外洋帆走レースの中で、もっともビッグな規模のレースでした。

私は、このレースの取材を主目的として、あるフネに乗り込ませてもらったのですが、余計なものを乗せる余裕はないよ、との艇長の厳しいお言葉でクルーの一員に組み込まれることになり、レーサー仕立ての先鋭的なヨットを動かす仕事をしなければならないという大変なことになってしまったことを今でも記憶の底に鮮明に残しています。

奇跡を生み出す平成世代アスリート

それはともかく、このとき参加した各艇は、平成が始まった1月8日午前零時を境にして、昭和の最後にフィニッシュしたフネ、平成の始まりにフィニッシュしたフネ、など、それぞれが感動的な歴史的帆走を体験することになりました。

それから数年が経ち・・・私は2004年(平16)6月の「日本女子アマゴルフ選手権」を14歳8カ月の史上最年少で優勝した宮里美香(当時=沖縄・松島中3年生)に取材を通して会いました。

彼女は現在、米女子プロゴルフ・ツアーで頑張っていますが、そのとき「1989年(平元)10月10日」生まれだったことに少なからずビックリさせられました。

私が、太平洋上で新時代を迎えたときから、10カ月後に彼女は産声を上げ、その女のコが女子アマゴルフ“日本一”となる少女に成長していたのですから・・・。

平成世代に強く思うことは“世界レベル”の台頭です。

テニスの錦織圭(27=日清食品)、ゴルフの松山英樹(24=LEXUS)、ボクシングの井上尚弥(23=大橋)・・・ら。さらに卓球女子の石川佳純(23=全農)を軸とする伊藤美誠、平野美宇のトリオもそのグループに入ってくるでしょうか。

思えば1954年(昭29)1月16日、日本で初となるスポーツの世界選手権「世界男子スピードスケート選手権」(北海道・札幌市=札幌円山公園)が開催されました。

戦後からの復興への動きが顕著となったこの時代、ようやく生まれた、この“世界レベル”への第一歩が、10年後の1964年(昭39)に開催された東京五輪に結びついて行きます。

世界に〈追いつけ追い越せ〉を合言葉にした汗と涙の昭和の“スポ根”世代。平成世代はもはや、チャレンジより、当たり前のように堂々と並びかける力量の持ち主を生み出しています。

そして・・・新元号となって迎える2020年の東京五輪。ここには果たして、どんなシン怪物が出現するのでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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