人気低迷脱却のための課題

国内男子ゴルフの2017年シーズンが、1月19日に開幕した「SMBCシンガポール・オープン」(シンガポール=セントーサGC)でスタートしました。

JGTO(日本ゴルフツアー機構)が発表した今年のツアー日程は、アジアンツアーとの共同主管で行われるこの大会を第1戦として、ミャンマーで開催される第2戦の「レオパレス21ミャンマー・オープン」(1月26日開幕)まで海外、その後、国内初戦となる第3戦の「東建ホームメイト・カップ」(4月13日開幕=三重・東建多度CC)から最終戦の「日本シリーズJTカップ」(11月30日開幕=東京・東京よみうりCC)まで海外2、国内24、の計26試合が行われます。

新規開催大会はなく、試合数は昨年同様の26試合です。賞金総額は35億9475万円で昨年より約8600万円増となったものの、国内女子ツアーの計38試合、5年連続史上最高額の賞金総額37億1500万円と比べると、やはり、人気面での低迷が依然として続く寂しさが感じられます。

特に感じることは、松山英樹(24=LEXUS)が、今年は“ひょっとしたら・・・”と期待がかかるゴルフの祭典「マスターズ」(米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)が開幕する4月6日の段階で、国内初戦がまだ開幕していないという状況はどうなのだろうか? ということです。

開幕した国内男子ゴルフの2017年シーズン

今年の「マスターズ」には、2016年国内ツアーの賞金王・池田勇太(31=フリー)が、昨年末の世界ランクでも50位以内に入り、出場条件を満たすことで3度目の出場を決めました。

が、松山を含め、試合の積み重ねでこの祭典にピークを合わせる米ツアーに参戦している選手たちに比べ、調整が難しい状況に置かれていることは否めないですね。

「マスターズ」出場に関して池田は、年明け早々のトレーニング開始で強化を図り、意欲を見せています。開幕戦での「SMBCシンガポール・オープン」でも、2013年マスターズ覇者のアダム・スコット(オーストラリア)とのペアリングが組まれ、少ない試合数の中、こうした刺激を貪欲に吸収、モチベーションを高めることが大切でしょう。

貪欲な姿勢を見せているのが谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)です。現在、世界ランク54位。「マスターズ」の招待条件には、大会開催前週発表時の世界ランク50位以内、があり、谷原は、ここを目指し、とにかくポイントを取るために世界中を駆け巡る決死の覚悟でいます。

昨年の国内ツアーの賞金王争いは、池田と谷原が最後まで競り合い、最終戦の「日本シリーズJTカップ」で池田が初の賞金王の座を勝ち取るという面白さがありました。

こういう戦いを見せてくれれば、低迷する国内男子ツアーも、明るい見通しが出てこようというものですが、それには、惜しくも敗れて賞金王の座を逃した谷原が今、ポイントを稼ぐために、強行軍をかえりみずに世界中を飛び回るといった姿勢を、ほかの多くの選手も持つことが必要なのではないかと思います。

つまり、目を外に向けた向上心、チャレンジする勇気ですね。

この開幕戦では、第2日を終えて残念ながら、池田は予選落ちしてしまいましたが、1月21日の第3日、谷原がスコットらと優勝争いに加わる健闘を見せています。

試合を面白くして観る側に手に汗を握らせるのは、やはり、選手の頑張り、熱意しかないですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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