さすがにまだ早かった鎌倉の梅

厳しい寒さが続くこのごろ。「寒いネ~」が挨拶代わりにもなっていますが、そんな中にも、何となく「冬萌(ふゆもえ)」の気配を感じます。

「冬萌」は冬の季語。歳時記に〈木の芽や草の芽が、早くも冬の日を浴びて萌え出していることをいう〉とありました。

・・・ということで1月23日午後、冬萌を体感しようじゃないか、と鎌倉好きのいつものメンバー、FとS、それに私、のオヤジ3人がJR横須賀線「鎌倉」駅の東口(鶴岡八幡宮側)に集まりました。

さて・・・どこへ行こうか、と相変わらずの無目的、足の向くまま、気の向くまま、行き当たりばったりのスタイルです。

だからといって昼日中、では、とりあえずビール! というわけにもいかず、マジメに、とりあえず八幡サマに新年のご挨拶だろう、と敬意を表すべく、若宮大路のド真ん中、改装された段葛(だんかづら)をブラブラと歩き、鶴岡八幡宮に向かいました。

私自身は新春1月3日、ブラリと鎌倉に出掛けました。しかし、予想はしていましたが、このときの混雑ぶりはすさまじく、八幡サマの境内は人、人、人・・・で動きが取れないほど。これは・・・と退散して、この日が出直しとなりました。

例年、1月いっぱいは、何となく混雑する八幡サマですが、この日は結構、すいていてゆとりが感じられます。それにしても・・・本宮の前に控える60段の石段は、訪れるたびにきつくなり、途中で休んだりする始末。オヤジ連中の会話は、いずれ上まで行きつけなくなるなァ、と冬萌どころか冬枯れで寂しい限りです。

今年もヨロシク、と勝手なお願いをして八幡サマを後にし、足の向くままになぜか、流鏑馬(やぶさめ)馬場の通りを左折、源平池の源氏池に沿って歩きます。

「冬萌」の情緒を求めてブラブラと・・・

ふと見上げると、梅の木にポツポツと小さな花が咲いています。なるほど。これぞ冬萌・・・。

梅は健気(けなげ)でいいですね。一瞬の華やかさを誇って散る桜も、それなりの良さがありますが、梅には寒さに耐え忍ぶ我慢が感じられ、いとおしさがあります。

我慢とか忍耐とかで生きてきた昭和のオヤジ3人。そのあたりは気味の悪い以心伝心があり、よし、本日のテーマは“耐え忍ぶ梅”で一致。では、と梅の名所「荏柄天神社」(鎌倉市二階堂)梅を中心とする花の寺「瑞泉寺」(鎌倉市二階堂)へと行く先を定めました。

バスに乗れば、鎌倉駅前から「岐(わか)れ道」を経て「鎌倉宮」へと向かう表の道に沿った裏の路地をテクテクと歩き、健気な梅を見ながらの優雅な鎌倉散策です。

そのうち「荏柄天神社」に着き、まずは入り口付近にある、お休み処の「天満亭」で一杯320円ナリの甘酒を注文してひと休み・・・これはおいしかったですねェ。

学問の神様・菅原道真公が祭神の「荏柄天神社」の境内は、受験シーズンとあって、受験生を持つ親御さんの“神頼み”でにぎわっていました。梅? 何やらそれどころではない雰囲気がそこかしこに漂っており、どうにも居心地の悪さを感じ、早々の退散となりました。

また歩き、鎌倉宮を経て次の目標「瑞泉寺」へつきました。入り口で拝観料200円を払いながら、管理人さんに、どう? と聞くと、まだだね、と返ってきました。

さすが花の寺。訪問する人々が、何を求めているのか熟知している様子です。確かに境内に入ると、まだまだ冬枯れで冬萌には至っていません。

やっぱり、ひと月早かったね、2月中旬ころかな、と帰路につきます。帰りは鎌倉宮からバスに乗り、楽ちんのひととき。

歳時記には、春の季語に「寒の明(かんのあけ)」がありました。2月の3~4日ころ、節分・立春の時期をいうのだそうです。

「寒の明」-いい言葉ですね。本当に暖かさが待ち遠しい季節です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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