大型ルーキーの船出に思うこと

USLPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアーの2017年シーズンが、いよいよ始まりましたね。

1月26日(日本時間同日夜)に開幕した「ピュアシルク・バハマ・クラシック」(バハマ・パラダイス島=オーシャンクラブGC)です。

開幕戦の注目は、プロとしての主戦場を米女子ツアーに求めた畑岡奈紗(18=森ビル)です。この大型ルーキーは、どんな滑り出しを見せてくれることでしょうか。

畑岡は、昨年10月の「日本女子オープン」(10月2日最終日、栃木県那須烏山市=烏山城CC)に、茨城・ルネサンス高3年生の17歳で出場、国内メジャー史上初となるアマチュアでの優勝を達成。JLPGA・小林浩美会長に「30年に1人出るか出ないか」と舌を巻かせた逸材です。

快挙の後、その後の進路が注目される中、10月中旬にプロ転向を表明した畑中は、米女子ツアー参戦を優先したい希望を明かし、同ツアーの予選会にチャレンジ。1次、2次を経て、昨年11月下旬から12月上旬にかけて行われた最終予選会(米フロリダ州デイトナビーチ=LPGAインターナショナルのヒルズコース)を14位で通り、今季の米女子ツアー出場権を獲得しました。

年末から年始にかけて毎年、行っているマレーシアでの合宿を行い、1月の米男子ツアー「ソニー・オープン」(米ハワイ州ホノルル=ワイアラエCC)も観戦し、松山英樹らのプレーに刺激を受けたりした、とのことでした。

試合以前にまず環境に慣れたい

開幕戦に備えては、1月22日にバハマ入りしたとのことで、25日にはプロアマ戦に出場、プロとしての自覚が芽生えたそうです。

希望と野望が入り混じっているだろう大型ルーキーの船出は、本人もそうでしょうが、観る側のこちらにも、ワクワク・ドキドキ感といったものがあります。

ところで・・・ゴルフのプロとアマの差というと、まず直面するのが、プロのツアーはシーズンを通してほぼ毎週、休みなく試合が行われることで、試合数が少ないアマに比べて、コンディションのつくり方が難しいことが上げられます。

加えて米国転戦となると、あの広大な北米大陸を飛行機と車で行ったり来たりの日々となり、天候の差、時差もあり、ゴルフの試合以前にまず、こうした環境に慣れることが先決、とは、岡本綾子や小林浩美ら経験者が口をそろえていることです。

平成生まれの18歳は、勢いでこうした状況をはねのけていくのでしょうが、何といっても自己管理の重要性を肝に銘じ、ツアー仲間との交流を含めて環境に慣れ、試合では、持てるものを十分に発揮できるようにしてもらいたいと思いますね。

もう一つ、畑中は、日本女子オープン優勝により、1年間の国内ツアーへの出場権があります。

しかし、国内ツアーへの出場を回避して米国に夢を馳せた畑中には、やはり、ダメなときは日本に帰って・・・という後ろ向きの姿勢は捨て、常に前を向いていてもらいたいですね。

韓国勢の強さの一因には、母国を背に退路を断って米国に懸けるという強い意志があります。

さて、奈紗が“世界のNASA”となるかどうか、その第一歩が楽しみになりました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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