“ゴッドレフト”の出番です!

“ボンバーレフト”の後は、さあ“ゴッドレフト”の出番です。

三浦隆司(32=帝拳)が米国で、12回KOで勝利した試合は、その闘魂の凄さで観(み)る側をシビれさせましたが、今度はプロボクシングWBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)が12度目の防衛戦に臨みます。

3月2日、東京・両国国技館でカルロス・カールソン(26=メキシコ)の挑戦を受けることが、このほど決まりました。

カールソンは同級9位の選手。NABP(北米ボクシング連盟)同級王者のタイトルを保持しています。

山中が、2011年11月に王座を獲得してから今年3月の試合まで5年4カ月。王者を待ち受けるのは「V12の壁」です。

WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)が、V12戦で力尽き、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高が持つ13度防衛の日本記録に王手をかけるチャンスを逸しました。

また、WBC世界スーパーバンタム級王者のまま引退した長谷川穂積(真正)も、WBC世界バンタム級王者時代に無敵を誇りながら、連続防衛は「10」で終わっています。

最強を誇り、どれだけ難攻不落の王者であっても、この世界に“永遠”はなく、新旧交代期が訪れるのが、11~12度目の防衛戦の頃、と言われています。

その意味では、今回の山中の12度目の防衛戦、これまでとは違った重圧がかかる大事な試合となります。

乗り切りたい大事な防衛戦

もっとも山中は「これまでと同様、目の前の1試合1試合に全力を尽くすだけ。回数にこだわりはありません」と語っていましたが・・・。

前回のV11戦(2016年9月16日=エディオンアリーナ大阪)で“亡霊”アンセルモ・モレノ(パナマ)相手に山中は、スリリングな試合を展開させました。

モレノは初回から、積極的な連打を繰り出し、山中をとらえます。観る側をヒヤリとさせる、モレノの攻勢でしたが、山中は冷静に見極め、左のショートを鋭く決めて先制のダウンを奪いました。

観る側をホッとさせたのもつかの間、今度は4回、モレノの右フックで山中がダウンを喫してしまいます。

モレノ戦は、2015年9月の初戦に続くリマッチでしたが、最初の試合(2-1判定○)で山中は苦戦を強いられました。リマッチは“完全決着”の場。負けるわけにはいかず、6回には左ストレートでダウンを奪い、7回に左で3度目のダウンを奪い、追撃の連打で決着をつけました。

モレノとの2戦は、山中の左の威力と、山中という選手の魅力を、改めて見せつけてくれた試合でした。

だからこその進化が期待される2017年初戦。山中は、モレノ戦以上のインパクトを! と頼もしい言葉を口にしています。

相手のカールソンの戦績は、23戦22勝(13KO)1敗、デビュー戦での敗戦後、22連勝している勢いのある選手です。

こういう選手は、何をしてくるかわからないところがあり、油断はできないですね。

もちろん今回も“ゴッドレフト”を炸(さく)裂させるための〈右の使い方〉が勝負のカギを握ることになります。技術の見せどころ・・・。

いずれにしても、山中が勝てば、V13に“あと1”となる防衛戦。季節柄、サクラ咲く、といきたいものですね。

期待しましょう。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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