強くなればなるほど・・・

やはり“相性の良さ”というのはあるのでしょうね。とにかく、全体的に、安定感がにじみ出ているなァ、と感じる、不安のないラウンドでした。

USPGAツアー「フェニックス・オープン」(米アリゾナ州スコッツデール=TPCスコッツデール)第2日(2月3日=日本時間同4日)の松山英樹(24=LEXUS)です。
(試合はゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」が生中継)

昨年の優勝で今大会、米ツアーの公式サイトで発表された「パワーランキング」(優勝予想番付)で1位に選ばれています。

そうした中、重圧などどこ吹く風で第1日、6バーディ奪取(ボギーなし)の65で回り、首位に1打差の2位発進-。

第2日もショットの精度とパットの好調で4バーディーを奪い、最終18番(バー4)で36ホール目にして初めてボギーを叩いたのは残念でしたが、通算9アンダーで首位に1打差の好位置につけ決勝ラウンドに進みました。

先日、現役時代の一時期、ゴルフ担当記者として競り合ったスポーツ新聞各社のOB連中と久々に顔を合わせ、にぎやかに昔話に花を咲かせました。

雑談の中で1人が「松山はなぜ強いの?」と問いかけてきました。

何を今さら。巧い、強い、世界レベル・・・そうした評価は、既に定着しているし、別の1人は、あの太ももが盛り上がった下半身を見れば(強さが)わかる、安定感はそこから生まれる、などの技術論でその問いかけに答えました。

が、問いかけの意図は、そうしたこととは、ちょっと違うようでした。

相性のいいコースで連覇へ好感触

つまり、彼は、同じ世界レベルでも、男子テニスの錦織圭(27=日清食品)などは、メディアの露出が多く、さまざまなことが知られている、それに比べてゴルフの松山は少なく、強いのは分かっているけど、どうして強くなったのか、などがまだ、一般によく知られていないのではないか、ということが言いたかったようです。

メディアへの露出度でなぜ、錦織と大きな差があるのか、と・・・。

確かに昔の話になりますが、全盛期の中嶋常幸など、朝起きるともう、フィーリングが変わってしまっているゴルフのスイングに一定感を持たせるため、1000回を超える素振りで体をマシーン化させてしまおうという“死の特訓”に挑んだことが、スポーツ新聞紙上に掲載されて話題になったり、なぜ強い、の理由が結構、表に出ていたものでした。

松山の太ももの盛り上がり(つまり目に見える部分)を「安定感のある強さ」としたことは、まったく間違ってはいませんが、そこに至る過程、どんなトレーニングをしてきたのか、など(目に見えない部分)が松山の場合、あまり表に出ず、シークレットふうになっています。

問いかけた1人は、それが松山の、メディアに対する言葉の少なさ、ぶっきらぼうな応対、などにあり、メディアが取材しにくい状況にあるのだとしたら、マイナス材料だよな、と指摘しました。

この時期、ツアープロの最大目標は、4月の「マスターズ」に向けて、どううまく調整していくか、というところにあります。

松山にしても、この相性のいい「フェニックス・オープン」で連覇達成ともなれば、評価はさらに高まり、マスターズでの優勝候補ランキングの上位に入ってくる可能性は十分に出てきます。

となれば、松山が好むと好まざるとに関わらず、メディアの取材は活発化するでしょうし、それには嫌がらずに応えてもらいたいと思いますね。

トッププロであれば、それはある意味、役割ともいえるでしょうか。

その秘密を目にしたファンが、そうだったのか、だから強いんだ、と目には見えない苦労話に拍手を送ってこそ、トッププロなのでしょうね。

そこから底辺の、錦織になりたい、松山になりたい、の憧れが生まれるのですから。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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