「ドキドキ・ワクワク」感こそ命

格闘技イベントの12月のお楽しみといえば例年、K-1の一年間の総決算となる最強戦士決定戦「ワールドGP決勝戦」だったでしょうか。今年は土曜日の11日夜、東京・有明コロシアムで開催(本戦開始=午後4時)されるのですが、何というか、どうにも・・・(気持ちが燃えません)。“だった”と過去形での表現を余儀なくされたように、今年は盛り上がりに欠けるのでは? と言わざるを得ません。

開幕戦を突破した8強によるトーナメント戦。まず、準々決勝(3分3R=延長1R)の組み合わせは次の通りとなりました。

①マイティ・モー(米国)vsピーター・アーツ(オランダ)
②セーム・シュルト(オランダ)vs京太郎(チームドラゴン)
③グーカン・サキ(トルコ)vsダニエル・ギタ(ルーマニア)
④アリスター・オーフレイム(オランダ)vsタイロン・スポーン(スリナム)

この8強の顔ぶれと対戦カードを見てまず最初に感じることは、格闘技イベントには欠かせない「ドキドキ・ハラハラ」感がない、ということでしょうか。日本勢でただ一人、8強入りした京太郎が、真っ向勝負で必勝を掲げても、シュルトに勝てる可能性は少ないでしょうし、ベスト4はアーツ(私の希望)、シュルト、ギタ、オーフレイム、そして、準決勝ではアーツのひと波乱を期待したいところですがやはり、優勝はシュルトの連覇、最多となる5度目、と見ますがどうでしょうか。

一筋縄にはいかなかったかつての勝敗予想

私のこの予想がどうなのかは、終わってみなければ分かりませんが、ファンの皆さんはどうでしょうか、意外に迷うことなしに優勝への流れが簡単に見えるのではないですか。

以前、ワールドGP決勝戦が近付くと、大会のパンフレットを作成するスタッフが、パンフレット掲載用に各社の担当記者に勝敗の予想をさせました。K-1が面白かった時代はたいてい、勝敗の予想が一筋縄にはいかず、担当記者は迷い、一晩中頭を痛め、考え抜いた末に予想表を提出したものでした。

何に迷ったのかといえば、例えばホースト、ともに全盛時のアーツ、レ・バンナ、そして故・フグさん、極真空手のフィリォらがしのぎを削っていたときのK-1リングには、それぞれが実力を超えた魂のぶつけ合いがあり、今のように勝負が単純でなく、何が起きるか分からない「ハラハラ・ドキドキ」感が常にありました。それがファンをも熱狂の渦に巻き込んで、この大会を師走の風物詩として盛り上げていたのです。

全盛時の東京ドームから横浜アリーナへの移行、そして今年は有明コロシアムに・・・。会場の縮小も何やら、懐具合? の窮地を感じさせて夢を殺(そ)ぎます。

そんな中、リングを盛り上げるのは、ストップ・ザ・シュルトに向けて各ファイターたちがどんな戦いを見せるかにかかってくるでしょう。シュルトが勝って「つまんネ~」とファンを嘆かせるのか、それとも新王者の誕生で新しいK-1のトビラをこじ開けるのか、このあたりがK-1の人気を来季へとつなげる大事なポイントとなりそうです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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