春一番が吹く小田原周辺を散策

私が住む藤沢市(神奈川県)のJR東海道線「藤沢」駅から、下りの各駅停車に乗って24分ほどで「国府津」駅に着きます。

そこからJR御殿場線に乗り換えてひと駅目が「下曽我」駅です。

〈ノンビリと梅でも観(み)に行かないか〉

鎌倉好きの例の友人Fに声をかけたら、こんな返事が来ました。

〈そうだね。今回は鎌倉を離れて「曽我梅林」はどうだい〉

-ということで、関東地方などに春一番の強風が吹き荒れた2月17日午後、下曽我駅の改札口で待ち合わせとなりました。

初めて降りる下曽我駅でしたが、ヘエ~、この駅はこんなに混むんだ、と少々、ビックリしました。狭いホームは、平均年齢は相当に高いなァ、といった高齢者男女群であふれ、ゆっくりとした歩行に身を任せて出口に進みました。

おかげで・・・友人と合流した後、駅から徒歩約10分くらいの梅林への道は、皆さんの後をついて、迷わずに到着することが出来ました。

「曽我梅林」(神奈川県小田原市曽我)は、皆さん、ご承知の通り、中河原、原、別所、の3会場があり、総本数約3万5000本が植えられており、観るものを楽しませている梅林です。

もっとも、風景としては、梅林は梅林なのですが、田んぼの中に梅の木がひしめき合っている、といった感じで、健気(けなげ)にひっそりと咲いているのが似合う梅のイメージが好きだなァ、という人たちにとっては“風情”という点で物足りなさがあります。

小田原城で戦国の世に思いを馳せる

それは、この梅林の歴史をたどれば、理解できます。日本を代表する戦国大名の小田原北条氏(後北条氏)が、梅の実を兵糧用にするために植えたのが始まりとされ、つまり、観賞用より実用優先の梅林なのであり、現在も梅干し専用の「十郎」や梅ジュース、梅酒など加工用の「白加賀」など実用を目的とする梅の木が植えられている“梅の畑”なのですね。

そんな中でも、唯一、観賞用の「枝垂れ梅」が、濃いピンクの花を咲かせて垂れ下がっており、ちょっと写真を撮っておこうか、と思わせる満開の華やかさでした。

ザックリと歩き、では、と「曽我梅林」に別れを告げ、次の目的地「小田原城」(神奈川県小田原市城内)に向かいます。

JR東海道線「小田原」駅に着いたとき、春一番が吹き荒れる気候は、南の空を不気味に覆う黒雲が雨も呼んできて、足止めを余儀なくされてしまいました。約30分ほどのコーヒータイムで時間をつぶすと雨が上がり、今度は虹が出るなど、目まぐるしく変わる空模様です。

小田原駅前から徒歩約15分くらいで小田原城に到着。この城は“難攻不落の名城”として名を成していますが、小田原城址公園として整備されている周辺を含め、堅固さが今でも漂う風格を有していました。

入場(城)料金500円を払って城の中に入ります。城内には神奈川県の戦国時代史が分かりやすく展示、解説され、勉強させられます。

小田原城を巡る攻防戦のハイライトは、1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原北条氏との対決です。いわゆる“小田原合戦”ですね。これについては、城内で映像で詳しく解説されていました。

結末は、敵に籠城を強いて兵糧不足による無血開城させた豊臣勢の勝利。これで秀吉は天下統一を成し遂げています。

天守閣に上ると、強風が吹き付ける中、海側には、右に箱根方面、左に江の島方面、が見渡せます。そして虹が淡い色を空に描いていました。

なかなか中身の濃い小田原周辺の散策となりました。

仕上げはもちろん、小田原駅前の居酒屋に飛び込み、ちょい飲みのひととき。注文した「金目鯛の煮つけ」が、安い値段の分、煮つけがもうひとつ緩いねェ、などと文句を言いつつ・・・心地よい酔い具合となりました。

しかし、風は、夜になっても、相変わらず、やまずに吹きつけていました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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