“プレ金”の定着度は?

友人たちとの集まりがあり、3月31日午後、東京に出向きました。

待ち合わせの場所は、同日午後4時30分、新宿駅西口地下の交番前です。

先に到着した友人が言いました。

〈今日は、さすがに混んでいるね。でも、この中のどれだけの人が楽しんでいるんだろうねェ〉

ああ、そうか! そう言えばこの日、3月31日は〈月末の金曜日〉でした。第1回となった2月24日に続く第2回となる「プレミアムフライデー(プレ金)」でしたね。

プレ金は、個人消費を喚起するため、毎月、月末の金曜日に仕事を早め(午後3時)に切り上げ、食事や買い物など様々な楽しみ方をしてもらおうと、経済産業省や経団連が中心になって実施にこぎつけたキャンペーンです。

考案側は、米国のクリスマス商戦に向けた「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」を参考にしており、初回の2月24日は、早帰りを実施できたところは、解放感もあってにぎわいも見せていましたが、今回の第2回は、月末の最終日、それに年度末も重なって忙しい日となり、友人が指摘したように「どれだけの人が・・・」となったようです。

“誰のためのもの?”の疑問

こうしたことが実施されたとき、必ず起きるのが“不公平感”ですね。

プレ金実施に際して、安倍政権の目論みには〈働き方改革〉がありました。しかし、第1回のとき、新聞報道では、楽しむ大企業と“とてもムリ”と楽しめない中小・零細企業の差が浮き彫りになったことが伝えられ、課題を残しました。

友人が言いました。

〈簡単に考えたって、午後3時以降、遊ぶ連中がいれば、それに対応して働く人たちがいるわけだろ。これ、どう働き方の改革をすればいいのよ〉

今回、安倍首相は、別荘がある山梨県鳴沢村に向かい、記者団に「ゆっくり自然の中で楽しみたい」と話したそうですが、それを取材している(働いている)記者団に対しては、どんな感想を抱いたことでしょうか。

実際、私たち記者は、それが仕事なのだから・・・とはいえ、イベントが多い年末・年始や5月のGW期間中など、人さまが休暇を楽しんでいるときほど、仕事に追われる、という日々を送ってきました。

それは記者たちだけではなく、タクシーの運転手さんも、交通機関に従事する方々も、また警察官も、休めない仕事を持つ人たちにとっては同じことでしょう。

長い記者生活の中で、私がそうした環境を不公平と思ったことはありませんが、今回のプレ金の実施にしても、休日をくっつけて連休を増やそう、などというアイデアもありましたが、それが悪いとは言いませんが、誰のためのもの? という疑問は残ります。

プレ金という制度が今後、定着していくのか、あるいは、尻すぼみになってしまうのか、第2回を終えた段階では、今回が低調だったことで〈1勝1敗〉といったところでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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