「マスターズ」が始まった!

4月7日早朝-。

眠い目をこすりながらテレビを点(つ)けたら、オーガスタ・ナショナルGCには、強風が吹き荒れていました。

4月6日(日本時間同日夜)に開幕した米男子ゴルフの今季メジャー第1戦「マスターズ」(米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)の戦いです。
(第1日の熱戦はTBSテレビが4月7日午前4時から生中継)

天候に関しては午前中、時折り、突風に見舞われながら8メートルの強風。やや収まった午後でも平均6メートルの風が伝えられました。テレビの解説を務める中嶋常幸プロによると、体感温度も低く、冬に近い寒さだね、と夢舞台は難しいコンディションの中で幕を開けました。

そのせいもあったでしょうか。出場している日本人3選手も苦戦を強いられます。

風が強い早い時間帯に回った松山英樹(25=LEXUS)は、バーディーは1つだけで3ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76。遅い時間帯の谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)も、2バーディー、6ボギーの4オーバー76。池田勇太(31=フリー)が、2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74で回り、日本勢最上位の26位発進となりました。

3選手の中、どんなゴルフをするだろうか? と注目したのが谷原でした。

10年ぶり2度目のマスターズ出場。初出場となった2007年大会では予選落ち。しかし、今大会は、この場に立つまでの過程が並みではありません。

昨年末(2016年最終)の世界ランクが57位。谷原がマスターズの出場権を得るには、2017年3月27日時点の世界ランクが50位以内でなくてはなりません。

強風下の我慢比べ

年が明けて谷原が走り始めます。

ハワイを皮切りに国内男子ツアーの2017年シーズン開幕を告げるシンガポール、ミャンマーでの2試合、さらにメキシコ、米国・・・と5カ国を転戦。世界ゴルフ選手権シリーズの「デル・マッチプレー」(3月26日最終日、米テキサス州オースティン=オースティンCC)で4強に進出。マスターズの出場資格を満たす世界ランク48位をもぎ取ったのです。

国内男子ツアーの今シーズンは、1月の海外2試合(シンガポール、ミャンマー)で開幕したものの、本格的な開幕となる国内初戦の「東建ホームメイトカップ」(4月13日開幕、三重・東建多度CC名古屋)までは間があります。

中嶋プロは、こうした谷原の“粘り”の姿勢を最大評価。日本の選手は、長いオフをどう過ごすかに苦慮することも大切だが、もっとどんどん試合に出る機会を自分でつくることも考えたほうがいいのでは、と課題を指摘していました。

ちなみに谷原は、自力で手にしたマスターズ切符に対し「こんな形でマスターズに出る人はこれまでいなかったと思う。こんな例もあるんだと後進に示したかった」と話しました。

その前向きの姿勢に頭が下がりますね。

肝心の試合は第1日、前半アウトを2オーバーでターン、後半インはボギーが先行して苦戦を強いられますが、谷原らしさを見せてくれたのが13番(バー5)でした。

第2打をグリーン左奥に外しましたが、そこからの第3打をピタリ60センチにつけて初のバーディーを奪いました。

アプローチ&パットの小技に関しては世界トップクラス! の面目躍如の“いぶし銀”のプレーでしたね。

不調のまま大会に突入した松山は、ショット、パットとも、まとまらないラウンドで「もどかしい1日」になってしまったようですが、中嶋プロは、かみ合わせだけだね、と第2日以降の巻き返し期待しました。

尻上がりに内容を良くした池田も、手応えを得たようで、もう少しチャンスを生み出せれば・・・と振り返りました。

戦いは始まったばかりです。

ニッポンの3戦士の第2日以降に期待しましょう。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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