9月米進出へ弾みのV5となるか?

プロボクシングのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)が、5月21日に東京・有明コロシアムで5度目の防衛戦に臨みます。

前日の5月20日、同会場では、2012年ロンドン五輪ボクシング(ミドル級)金メダリストでWBA世界ミドル級2位・村田諒太(31=帝拳)の世界初挑戦をメーンとするトリプル世界戦が行われます。

井上の興行には、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(34=大橋)の3度目の防衛戦も行われ、ボクシング・ファンにとっては、2日連続で計5試合の世界戦を観(み)られるという、興奮さめやらぬ、贅沢な“有明の夜”となりそうです。

さて・・・井上の動向はどうでしょうか。

というのも、3月18日、米ニューヨーク州の「マジソン・スクエア・ガーデン」で行われたWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者の“ロマゴン”ことローマン・ゴンザレス(ニカラグア=帝拳)が挑戦者のシーサケット・ソールンビサイ(タイ)にまさかの判定負けを喫し王座陥落。年末に対戦実現の可能性があっただけに井上の落胆は「言葉が出ない」ほどのものがありました。

負けたロマゴンとの対戦価値を逸した井上陣営は、それに代わる王者との対戦交渉に乗り出したものの、最終的にまとまるまでにはいかず、今回の5度目の防衛戦は、最終的には、WBAが指名した挑戦者、同級2位リカルド・ロドリゲス(米国)との対戦に落ち着いた、という経緯だったそうです。

“ロマゴン”戦消滅でモチベーションは?

ロマゴン戦の消滅で井上のモチベーションが気になるところでした。しかし、大橋ジム・大橋秀行会長は、タイミングよく、9月に米国での試合を要請するオファーが届いている、ことを明かしました。

実現すれば、井上の“モンスター・ロード”に新たな展開が加わりそうですが、それはまた、今回のロドリゲス戦に向けての願ってもないモチベーションとなるでしょうし、また、初の米進出への励みともなるでしょう。

昨年12月30日(東京・有明コロシアム)で元王者の河野公平(ワタナベ)を左一撃で倒し、V4に成功した井上にとって今年は、一つの転換期となっています。

というのも、現階級(スーパーフライ級=リミット52・16キロ)ではウエートの維持がきつくなっており、1階級上のバンタム級(リミット53・52キロ)に上げることを迫られているからです。

それも、ロマゴンとの対戦が年内に実現するなら、今年いっぱいは現階級で・・・の意向がありりましたが、それが消えたことにより、そのあたりの判断をどうするのか? の分かれ道に差しかかっています。

何しろ、バンタム級に上げれば、その階級にはWBC王者の山中慎介(帝拳)が君臨しているのですから・・・。

井上が今後をどうするにしても、まずは5月の防衛戦で勝つことはもちろん、どういう内容で勝つか、が改めて問われる試合となります。

それにより、9月米国が実現するなら、待遇面も、単なるノンタイトル戦の顔見せとなるか、あるいは防衛戦となるか、変わってくるのではないでしょうか。

井上の動向から目が離せなくなりましたね。

村田とともに5月有明の連戦が楽しみです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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