因縁対決の完全決着なるか!

ボクシングの2012年ロンドン五輪(ミドル級)金メダリストでWBA世界ミドル級1位・村田諒太(31=帝拳)の世界再挑戦が決まり、8月3日、正式発表されました。

試合は今秋10月22日に東京・両国国技館で行われ、相手は初挑戦時の相手、今はWBA世界ミドル級王者となったアッサン・エンダム(33=フランス)へのダイレクト・リマッチによる挑戦となりました。

あの“疑惑の判定”による敗戦(2017年5月20日=東京有明コロシアム)から2カ月半を経ての再戦決定-。

意外に早かったよなァ〉というのが、記者の間で結構多く、聞かれた、ちょっと驚き? も含んだ感想でした。

5月20日、WBA世界ミドル級王座決定戦で行われた1位・エンダムvs2位・村田の試合。4回にダウンを奪うなどした村田が優勢とみられていましたが、結果は1-2の判定負けとなりました。

このジャッジの判定には、国内外から多くの疑問符が投げつけられ、WBAの立会人フリオ・タイム氏も「申し訳ない」と謝罪。試合の翌日21日には、何とWBAのヒルベルト・メンドサ・ジュニア会長までもが、判定は誤り、お詫びしたい、との異例の声明文を発表するに至っています。

エンダムvs村田の再戦決定

記者間でささやかれた〈意外に早かったよなァ〉は、再戦するにしても、初戦での王座決定戦と再戦での王座に挑戦とでは、条件面で立場上、大きな差が出ます。

加えて初戦が終わった時点で健闘の村田には、WBCやWBOから盛大なラブコールが送られており、WBAへの不信感、怒りを隠せない帝拳ジム・本田明彦会長は、WBAの再戦指示は“選択肢の一つでしかない”と半ば、背を向けた感じでもありました。

初戦終了後、今後に関して“白紙”とした村田に対し、本田会長は「村田が続けるというならサポートする」という姿勢を見せ、その後、村田が次第に世界再挑戦の意向を強くするにつれ、本田会長も交渉に動き始めています。

その間、WBAがエンダムと村田の再戦に関する興行権を決める入札を行うことを一方的に発表するなど、帝拳側をイラ立たせる出来事もあり、とはいえまず、因縁が生じたエンダムとの戦いに決着をつけないことには先に進めないこともまた確かで、エンダム陣営との交渉に着手した、ということなのでしょう。

10月の日本開催、8月3日の会見にフランスから緊急来日して出席したエンダムの姿勢、などに交渉の背景がチラリとのぞかれもしています。

とはいえ“完全決着”が求められるこの再戦は、簡単なことではないですね。

お互いさまではありますが、実力も手の内もほぼ、分かっている者同士の対戦です。そこでどんな“引き出し”を用意してきているか、村田にとってエンダムとの再戦は、ともにぶつかり合う中、勝負を分けるのは、一瞬の頭脳の戦いとなりそうな気がします。

まあ、そうしたことに関して村田は、結構、得意ではありますが、果たして結果は・・・。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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