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熱気充満のスーパーフライ級最前線

プロボクシングを含むプロ格闘技の面白さは、言うまでもなく、クオリティ(質)の高さをともなうマッチメークにありますね。

誰がどんな相手と、どんな戦いを繰り広げるか-。

特に昨今のプロボクシング界は、4団体の世界王者が“乱れ咲き”の傾向にあり、だからファンは、ありきたりのマッチメークではブーイング、簡単には納得しません。

あれはどうだ、いやこのほうがいい、どんどんぜいたくになるファンの要求-プロモーターの苦慮も並みたいていではなくなっています。

が、その末に生まれた、例えば9月16日(日本時間同17日)にラスベガス(米ネバダ州)で開催される3団体統一世界ミドル級タイトルマッチ、ついに激突する3団体統一同級王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(35=カザフスタン)vs元2階級制覇王者サウル“カネロ”アルバレス(27=メキシコ)の頂上決戦などに接すると、やってくれたね! とただただ拍手! 日ごろ、あ~だ、こ~だ、とうるさい理屈をこねても、根っこは案外、単純なものを感じます。

確かにマッチメークの凄さは、その試合の価値を高めます。しかし、一方、なるほどね~企画力も捨てがたいものがあるなァ、と思わせる興行もあります。

それが9月9日(日本時間同10日)に米カリフォルニア州カーソンの「スタブハブ・センター」で開催される「SUPERFLY STARWARS」ですね。
試合は9月10日午前10時からWOWOWで生中継

米国初参戦の“モンスター”井上も加わり

この興行は、スピードと多彩なテクニックで面白い階級とされるスーパーフライ級のトップクラスを集め、華麗な戦いと野望をリングに激しく散らしてもらおうじゃないか、という秀逸な企画の元に行われます。

トリプル・ビッグマッチの内容は、1つがもちろん周知のWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)の米国初進出。6度目の防衛戦を挑戦者アントニオ・ニエベス(30=米国)相手に行います。

2つがWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ。元4階級制覇王者“ロマゴン”ことローマン・ゴンザレス(30=ニカラグア、帝拳)が今年3月、シーサケット・ソールンビサイ(30=タイ)に奪われた同級王座を取り戻したいリマッチが繰り広げられます。

3つがWBC世界スーパーフライ級挑戦者決定戦。ここではランク2位のカルロス・クアドラス(28=メキシコ、帝拳)と3位のファン・フランシスコ・エストラーダ(27=メキシコ)の、ともに元王者のビッグネームがWBC王座への挑戦権を争います。

これら3マッチとも、別々ではなくすべて、関連性を持つ戦い。この企画が迫力満点なのも、もちろん、技巧に優れた実力者がこのクラスにひしめいているからこそでしょうし、いってみれば“リーグ戦”的な図式で誰が一番強いのか? を争う面白さです。

そこに井上が加わりました。念願だった初の米国での試合が実現。井上は9月3日に渡米しましたが、大舞台での勝利はもちろん、いい勝ち方をして評価され、次につながる試合をしなければ、と気持ちを引き締めています。

WBOのバンタム級7位にランクされるニエベスは、WBOの下部組織であるNABO北米バンタム級王者のキャリアを持っています。

井上がいつもの調子を出せれば問題ないだろう、という声も聞こえています。

とはいえ、この試合の面白さは、スーパーフライ級の“スターウォーズ”であり、トップが一堂に会してのサバイバル戦、負けは即、脱落の憂き目を見る厳しさもあります。

ゴンザレスの復権で再び、井上との戦いが再燃するのか、あるいは、番狂わせで混沌とするのか、何やらミドル級のメガファイトに劣らない面白さが感じられれますね。

これは見逃せません。週末が楽しみです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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