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“打診”の舞台で得た確かな手応え

テレビの生中継を通して4日間、松山英樹(25=LEXUS)の、2018年初戦はどうだろうか、に注目していました。

1月7日(日本時間同8日)に終了したUSPGAツアーの2018年第1弾「セントリー・チャンピオンズ」(米ハワイ州カパルア=ブランテーション・コース)です。
最終日の模様はゴルフ専門チャンネル「ゴルフネットワーク」と「NHK BS1」が生中継

前年のツアー優勝者のみ34人が繰り広げたレベルの高い展開。まず序盤戦、4月の「マスターズ」(4月5日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)を見据える松山にとって、この初戦は格好の“打診の舞台”だろう、と思ったからです。

追い込み型の松山は、第1、第2ラウンドとも一進一退ながら3アンダーの70(パー73)をマークして首位に大きく離されない位置をキープします。

オオッと注目したのは第2日の後半インでした。前半アウトで3連続バーディー(ボギーなし)を奪いながら、後半インに入り、10、11、13番でボギーを叩いてしまいます。

ここでガックリ来るかな? と思われた矢先、14、15、17番でバーディーを奪い、息を吹き返します。

コースには“カパルア名物”と言われる、グリーン上の旗竿が常にしなっているほどの強風が吹いており、加えて芝の重さが各プレーヤーを苦しめる、やっかいなコンディション。ズルズルと後退してしまいそうな中であきらめず、前を向き続けた松山に“粘り”を感じます。

この調子なら! と期待されたムーピング・デー(第3ラウンド)の爆発は、残念ながらパットの不振、ボギー先行で苦戦を強いられ封じられます。この日72で通算7アンダー。首位の通算16アンダーに9打差をつけられてしまいました。

粘り強さと集中力の高さが光った

優勝戦線から遠ざかった松山でしたが、最終ラウンド、印象に残ったのは、第2ラウンドでも見せた粘りでした。

前半アウトで2バーディー(ボギーなし)を奪って折り返すと、後半インで“遅ればせながら”の爆発を見せます。

12番でバーディー。15番パー5で2オン、約2メートル半を沈めてイーグルを奪うと16、17番でいずれも約3メートルのバーディーパットを決めて7アンダーの66をマーク、通算14アンダーで終わってみれば4位に浮上していました。優勝は通算24アンダーで世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(米国)-。

ホールアウト後の松山は、インタビューを受けてこう答えていました。

アイアンは思うように打てた。ドライバーとパット以外はよかった

グリーンを外したのは2度だけの精度の高いアイアン。確かにパットは、7番から5ホール連続して2~3メートルのバーディーチャンスを外すなど“たら・れば”は禁句ですが、残念なパーの連続でした。

それにしても・・・昨年12月に開催されたツアー外の慈善大会「ヒーロー・ワールド・チャレンンジ」(バハマ)に出場後、1カ月のオフを過ごして臨んだこの大会、4日間をトータルして松山の滑り出しは上々、の印象を受けました。

観(み)る側をうならせたのは、第2ラウンドでのインの粘りと最終ラウンドの爆発でした。やはり、それは、常にベストを尽くそう、という気持ちの表れだったでしょうし、また、内面的には集中力の高さの表れだったことでしょう。

松山は4日間を終えて「思った以上にできた分と思った以上にできなかった分があった」と話しました。

高みを目指す松山には、納得できない面も多くあったのかもしれませんが、それが次第に納得できる方向に向かっていくのでしょう。

次戦は2週開けて1月25日(現地時間)開幕の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(米カリフォルニア州)を予定しているとのことでした。

初戦で課題も具体化しただろう松山が2週間、どう調整してくるか、楽しみになりました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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