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故郷・沖縄に渦巻くか~比嘉旋風

観(み)る側をそのたびに“退屈させる”ボクサーがフロイド・メイウェザー(米国)でした。

2015年9月12日、5階級制覇王者のメイウェザーは、これがラストマッチ、とWBA&WBC世界ウエルター級王座統一戦に臨み、WBA世界同級暫定王者アンドレ・ベルト(米国)を判定で下し、49戦全勝(26KO)の戦績で現役を引退しました。

このとき、最後だから何かをやってくれるだろう、と期待して観戦したファンは、メイウェザーが主導権を得た5回以降、ガードを下げてフットワークだけで相手をおちょくったり、10回には何かを大声でしゃべったり、舌を出したりする態度に、最後までそれか、と会場はブーイングに包まれたものでした。

だから、その後の2017年8月26日、米ネバダ州ラスベガスの「T-モバイル・アリーナ」で、総合格闘技リング「UFC」の世界ライト級王者コナー・マクレガー(アイルランド)とボクシング・ルールで最後の最後“50戦目”を戦ったとき(メイウェザーの10回TKO勝ち)も、何を目的に・・・という批判的な目が集まり、そんな中でも、倒して終われたことは、やはり、最後にひと花、の気持ちがあったのかもしれません。

ちょっと前置きが長くなりましたが、メイウェザーを持ち出したのは、やはり、ボクシングの魅力は、殴り合い、倒し倒され、が原点にあってこそのものだろ、ということが言いたかったからです。

15試合連続KO勝利を懸けて・・・

そして・・・今、その魅力的な“倒す”ボクシングで、ファン以外の人たちも「ヒガ」の名前を普通に口に出すようになり、面白いね、次が見たくなるボクシングだよね、と大きな期待を集めているのが、WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)です。

比嘉は2月4日、故郷(沖縄県浦添市出身)に帰り、沖縄県立武道館(那覇市)で同級9位のモイセス・フエンデス(30=メキシコ)と2度目の防衛戦を行います。

目下、プロデビューから14連続KO勝利を続行中の比嘉は、この2度目の防衛戦に元世界王者・浜田剛史氏(帝拳代表)らが持つ15連続KO勝利の日本記録を懸けます。

王座を奪った2017年5月のファン・エルナンデス(メキシコ)戦、初防衛に成功した同年10月のトマ・マソン(フランス)戦・・・比嘉の試合を観た人たちは、そろって“すゲエ~な”と口をそろえます。

直近のマソン戦を振り返ってみると-。

比嘉の目的は、ただひたすら“倒すぞ”のみ。その分かりやすさがファンを惹きつけます。

滑り出しは、マノンの高いガードを崩せず、攻めあぐむ場面もありましたが、ジャブでプレッシャーをかけ、左のボディーで追い詰め、次第にアッパーの3連発、4連発の猛攻で倒しのモードに突入していきます。最後は7回、左の強烈なジャブが右目を直撃。マノンはひざをつき、立ち上がったものの、ドクターストップがかかり、7回TKO勝ちを収めました。

今回の2度目の防衛戦の相手フエンデスは、これまでにWBO世界ミニマム級王座、WBO世界ライトフライ級暫定王座の2階級を制しており、3階級制覇を狙う試合です。

まあ、厄介な相手でしょうが、比嘉に懸かる期待は、15連続KO勝利で日本タイ記録達成、そして次は新記録へ、となり、ここで負けるわけにはいかない試合となります。

故郷・沖縄のファンにどんな試合を見せるか-。

比嘉の試合は、誰かサンみたいに観るものを退屈させることなく、今度も、少しも目を離せない、席を外させない、ものとなりそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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