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“神の左”の復活劇を観たい

平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で五輪2連覇を遂げた羽生結弦(23=ANA)の凄まじいばかりの復活劇を観ていてふと、頭の片隅をよぎった選手がいました。

プロボクシングの前WBC世界バンタム級王者・山中慎介(35=帝拳)です。

王座を奪われた同級王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)との再戦が3月1日(東京・両国国技館)に迫り、過去12度の防衛に成功した“ゴッドレフト”は、果たして羽生のように完全復活を告げる勝利を飾ることができるだろうか、と-。

昨夏の“まさか”が思い出されます。

2017年8月15日の悪夢-。

島津アリーナ京都で無敗の挑戦者(同級1位)ネリを迎え撃った王者・山中は、4回TKO負けを喫して13度目の王座防衛に失敗しました。

山中は4回、若さで勢いに乗るネリの猛攻を受け、防戦一方になったところで自陣コーナーからタオルが投げ込まれると同時にトレーナーがリング内に飛び込み、レフェリーが試合を止めた、という敗戦・・・。

まだやれたかどうか、セコンドの判断は早すぎたかどうか、などの「?」が残り、その意味では後味の悪い結末となりましたが、負けは負けと認めざるを得ません。

こういうときは、何かといろいろなことが起きるものです。ネリのほうも同年7月にメキシコで受けた抜き打ち検査で筋肉増強と減量に効果がある禁止薬物のジルパテロールに陽性反応を示していたことが明らかになりました。

3月1日に迫った因縁の再戦

ネリの王座剥奪とか山中とのタイトルマッチは無効とか、いろいろ取り沙汰されましたが、調査の結果としてWBCは、ネリに対しては、意図的な摂取が証明されなかったことでペナルティは科さず、しかし、疑惑は残る、ということで再戦へと至りました。

再戦に対して山中への見方は、前回の試合がああいう不本意な終わり方をしたのだから、今回は勝つだろう、というのが結構、多いと思います。

例えば“KOダイナマイト”内山高志(ワタナベ=引退)とジェスレル・コラレス(バナマ)との再戦がそうでした。

WBA世界スーパーフェザー級王者・内山は、12度目の防衛戦(2016年4月27日=東京・大田区体育館)でコラレスに思いもかけない2回KO負けを喫しました。

まったく内山らしからぬ敗戦に2017年大みそかに行われた再戦に対して、周囲は内山の勝利を確信していましたが、結果は判定負けでした。

お互いに手の内を知り、初戦以上に研究し尽くして対戦する再戦は、思うほど簡単ではありません。紙一重の力量なら、初戦で負けたほうに“負”の心理が働きます。

踏み込みを欠き、あと一歩が出なかった内山の戦いには、それが感じられたものでした。

山中も・・・などとは言いません。

が、しかし、です。過去の例を見ても、王座から陥落させられた相手との再戦で雪辱した世界王者(日本のジム所属)は、輪島功一と徳山昌守の2人しかいないのです。

35歳のチャレンジャーとなった山中が、羽生のように立ち上がってほしい、とは誰もが願うことですが、果たして結果は・・・。

技の緩急、メリハリ、切れ味の良さ、などが羽生の凄さだったと思いますが、山中にもそれを期待したいですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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