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今春に豪華トリプル世界戦が実現!

WOWOWの人気“長寿”番組であるプロボクシング「エキサイトマッチ」を手がける、同局制作局スポーツ部の大村和幸(敏腕?)プロデューサーから電話が入ってきたのは1月15日午後のことでした。

その声が興奮気味です。

「サトーさん! 決まりましたね。凄いですよ。これで3人がそろい踏み。日本でのトリプル防衛戦に向かえますよ」

WBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(30=真正)が所属する真正ジムの山下正人会長が前日の14日、挑戦者ジョニー・ゴンサレス(メキシコ=同級1位)との初防衛戦を日本で開催できることになったと明かしており、いい流れに向かったとは思っていましたが、それを受けて長谷川、WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(34=帝拳)、さらにWBC世界スーパーフェザー級王者・粟生(あおう)隆寛(26=帝拳)を加えたトリプル防衛戦が可能になったことを大村プロデューサーは感慨深げに話しました。

単発が当たり前だった世界タイトルマッチが、東洋太平洋タイトルマッチ&日本タイトルマッチの価値が薄らぐにつれてダブル、あるいはトリプルの豪華な世界戦が組まれるようになりました。

昨今、それが当たり前となった傾向の中、トリプル世界タイトルマッチは過去、5回行われていますが、王者が3人ともすべて日本人の防衛戦となると、さすがにこれは初めてのことです。

そういう興行が開催できるようになったことは、主催する側のプロデューサーとしては垂涎(すいぜん)の魅力的な情勢であり、またファンの側、見る側にとってもそれは同じこと。ともに力が入ろうというビッグマッチです。

点と点がいつか線で交わる運命

さて、長谷川の初防衛戦の相手に決まったゴンサレスといえば、西岡の2度目の防衛戦の相手としてまだ、記憶に新しいのではないかと思います。

09年5月23日、敵地メキシコに乗り込んだWBC世界スーパーバンタム級王者の西岡は、人気のゴンサレス相手に、完全アウエーの不利な状況をものともせず3回1分20秒、圧巻のKO勝ちを収めました。初回にダウンを奪われながらも3回、西岡の必殺左ストレートが相手のあごをピンポイントで打ち抜き、吹っ飛ばしてしまう、凄い勝負でした。

ゴンサレスはこの敗戦を機に階級をフェザー級に上げるのですが、実はバンタム級時代に長谷川との対戦話が浮上したことがあります。長谷川も乗り気になり、周辺に海外志向が伝えられ始めたのはこのころからでした。そして長谷川がバンタム級の王座を明け渡し、飛び級のフェザー級で復活したことにより、点と点が再度、線で結ばれることになりました。このあたりが人のつながりの妙、マッチメークの妙といえば妙、でもあります。

その「妙」ですが、西岡の次戦、6度目の防衛戦の相手として浮上しているのがWBC&WBO世界バンタム級王者フェルナンド・モンティエル(メキシコ)です。モンティエルといえば昨年5月、無敵(V10)の長谷川を王座から降ろした憎~いヤツです。

交わらない点と点が、次第に線となって交わり始めるのは、戦う世界に身を置く男たちの運命なのかもしれません。因縁の猛者たちが今春(3~4月ころかな?)日本に集結したとき・・・今からワクワクしますが、プロボクシング界は、一気に盛り上がりを見せそうです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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