カーリングはスポーツか?

JR横須賀線「鎌倉」駅の西口-。

地元の人たちには「裏駅」のほうが馴染み深いと思いますが、八幡サマ側の東口とは反対側の出口です。

そこから正面に見える「御成トンネル」に向かって歩き、左側に建つ鎌倉市役所の、ほぼ向かい側にコーヒー・ショップ「スターバックス 鎌倉御成店」(神奈川県鎌倉市御成町)があります。

店舗の敷地は、漫画「フクちゃん」で知られる漫画家・横山隆一氏の邸宅跡、であることはよく知られています。そうしたこともあり、近年は結構な人気店となっており、席が空くのを待って並ぶこともしばしばです。

寒い日々から一転、早春の気配が漂い始めた3月3日午後、私は鎌倉在住の友人Kクンと、そこでコーヒーを飲みながら、雑談に花を咲かせていました。

Kクンが言いました。ちょっと専門家に聞くけどねェ、と。

エッ、専門家ってオレのこと? いえいえ、専門家ではありません、ただの記者ですが・・・Kクンが続けます。

〈スポーツの定義、というか、ここからがスポーツ、ここからがスポーツではない、という線引きはあるのだろうか〉

ウ~ン、難しい問いかけですね~。

ちなみに-。

〈スポーツ〉=「陸上競技、野球、テニス、水泳、ボートレースなどから登山、狩猟に至るまで遊戯・競争・肉体的鍛錬の要素を含む身体運動の総称」(広辞苑)

-というのが一般的です。

頭脳スポーツとの狭間で・・・

Kクンの問いかけの意味は、先に終了した平昌冬季五輪で日本中を沸かせたカーリング女子日本代表(LS北見=銅メダル獲得)の活躍に接し、あれも、やはり、スポーツの分野に入るものなのだろうか、というところにありました。ちなみにKクンは高校時代、水泳選手です。

確かにカーリングは“動”より“静”のゲーム。広辞苑による「肉体的鍛錬の要素を含む・・・」に当てはめると~もちろん、あの長時間の勝負に耐えうる肉体的鍛錬に日々、取り組んでいることと思いますが~スポーツ的な戦いとしてのそれは、表面的には見えません。

一方・・・昨今、注目を集めているのが、従来の「スポーツ=運動競技」とは別に、頭脳を体の一部とみなし、高い思考能力を用いて競い合うゲームをスポーツとしてとらえた「マインドスポーツ」です。

つまり、チェスや囲碁・将棋などがそれに当たり、2010年広州(中国)アジア大会では、囲碁が正式種目として採用されています。

疑問を呈したKクンの中には、これは私も含めて誰でもそうでしょうが、肉体を酷使して競い合うのがスポーツという概念があり、それとは別にもうひとつ、こちらは頭脳を酷使して競い合うのもスポーツの分野に入れ、マインドスポーツとして捉えようじゃないか、ということだと思います。

さて・・・では、カーリングはどちらのスポーツに入るのか、という位置づけは、どうでしょうか。

平昌冬季五輪でメダルを獲得して帰国したLS北見のメンバーの1人は、これを機にカーリングを国技のようなものにまで高めたい、と将来の夢を口にし、まだカーリングをスポーツとは思っていない人たちも多い、とも言いました。

私自身はカーリングというゲームを、どちらかというとマインドスポーツ的な受け止め方をしていますが、1998年長野冬季五輪で正式種目に採用されたカーリングは、まだまだ観(み)る側を〈面白さの入り口に立たせたばかり〉といっていいでしょう。

これが、マインドスポーツとして、またスポーツとしての魅力をも浸透させるのは、これからだと思います。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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