ここはひとつ“鬼”となって・・・

この時期はやはり、近づくゴルフの祭典、USPGAツアーの今季メジャー第1戦「マスターズ」(4月5日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)に向けての動向が気になります。

ということで・・・松山英樹(26=LEXUS)はどうだろうか、というテーマ、というか“気がかり”がこのところ結構多く、私の頭の中を占めています。

左手親指付け根付近の痛みで約1カ月半、6週間の戦線離脱。復帰初戦となった前週(3月18日最終日)のUSPGAツアー「アーノルド・パーマー招待」(米フロリダ州オーランド=ベイヒル・クラブ)では、予選を通過、4日間通算1アンダーで49位となりました。

収穫を「4日間プレー出来て痛みが出なかったことだけ」とした松山は、その後、痛みの再発を防ぐために練習量を抑えながら、復帰第2戦となる今週のWGC(世界選手権シリーズ)「デル・マッチプレー」(米テキサス州オースティン=オースティンCC)に臨んでいます。

松山は、抽選による予選ラウンドのグループ分けで、昨年の日本ツアーの賞金王・宮里優作(37=フリー)と同グループになり、しかも、第1日にいきなり宮里と激突、日本勢の直接対決という皮肉な組み合わせになりました。

この大会は、グループリーグ方式で争われ、出場64選手が16グループに分けられ、予選リーグ(総当たり)での各組上位1人(計16人)がトーナメント方式の決勝ラウンドに進むという形で行われます。

従って予選リーグでの1敗が即、敗退ということにはなりませんが、しかし、東北福祉大の先輩・後輩同士、特に先輩の宮里は、よりによって・・・と複雑な顔を見せたようです。

「マスターズ」前最後の実戦

2人は、日本時間3月22日午前零時36分にスタート、現地発の速報によると松山が2UPで勝利したとのことでした。

内容はオールスクエアで迎えた12番でバーディーを奪い1UP。13番もバーディーを奪い2UP。15番を落としたものの17番バーディーで2UPに戻し、1ホールを残して勝利を勝ち取りました。

予選ラウンド3日間、決勝ラウンド2日間の計5日間にわたる大会、松山は過去、出場4度のうち16強入りが1度だけ、とマッチプレーには苦手意識があるようです。

が、今回は調子を挙げてもらいたいですね。というのも今大会が、マスターズ前の最後の実戦となるからです。

ところで閑話休題-。

以前、マッチプレーに強い人間ってどんなタイプだろうか、という話題が、記者仲間の雑談中に飛び出しました。

マッチプレーがやたらに強く“マッチの鬼”と呼ばれた青木功が全盛期のころのことです。

「意地悪」「非情」とある記者。「駆け引きにたけた世渡り上手」とは別の記者。このプレーの強者には、どうもあまりいい印象がありません。

自分と戦うストロークプレーに対し、目の前の敵と心理戦を展開させるとなると、こうならざるを得ないのでしょうか。“鬼”と言われるゆえんでしょうかね。

そういえばスコットランドの格言にこんなのがありました。

〈相手に1ダウンを与えたら、さらに2ダウンを与えろ。もし、3ダウンを与えたら4ダウンを与えろ〉(摂津茂和著「不滅のゴルフ名言集」)

相手に反撃の余地を与えず、畳みかける“鬼”の非情さを物語る格言ですね。

まあ、松山にそれは求めたくないですが、一方、勝ちにもこだわってもらいたいなァ、という複雑な思いです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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