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まだまだ“圏内”~粘る松山

〈ゴルフとは、朝(あした)に自信を与えるかと思えば、夕べには自信を失わしめるゲームである〉

かつての名手ハリー・バートンの言葉(摂津茂和著「不滅のゴルフ名言集」から)です。

つまり、ゴルフは、いつも人を失望させる、ままならぬゲームなのだ、ということを言っています。

その“辛さ”を松山英樹(26=LEXUS)の2日間に感じました。目下、熱戦を展開中の「マスターズ」(米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)です。
(大会はTBSテレビ系列が生中継)

松山の第1日(4月5日)は、我慢に我慢を重ねた末の1バーディー、1ダブルボギー、1オーバーの73でやや出遅れ気味の発進となりました。

その内容は? といえば、4つのパー3を除く14ホール中、ティーショットがフェアウエーを外したのは8番だけでキープ率は92・86%とほぼ完ぺき。“朝に自信を与える”状態でありながら、ゴルフはホント、ままならぬゲームですね、アイアンの精度を欠いてチャンスを得られず、終わってみれば“自信を失わしめる”結果となってしまいました。

4月7日午前4時-。

開かない眼をこすりながら起床してテレビを点け、チャンネルをTBSに合わせました。第2日、4月7日午前2時5分(日本時間)にスタートした松山は、この時刻、ちょうど8番(パー5)をブレーしており、第1打を1メートルにつけてバーディーを奪っていました。

我慢の中で通算イーブンパー

テレビを点けるなり・・・のバーディー奪取で、オッ、今日は行けるかな? と観る側に期待を抱かせ、後半インに見入りましたが、どうも一進一退の流れから脱出のきっかけがつかめず、11番(パー4)で1メートル半を外してボギーを叩いてしまいます。

それでも13番(パー3)でバーディー。15番(パー5)でも4メートルを沈めてバーディーを奪い、この時点でやっとアンダーパー(通算1アンダー)として反撃か? と思われましたが、最終18番(パー4)で第1打をバンカーに入れ、またまた手痛いボギーを叩いてしまいました。

第2日は4バーディー、3ボギー、1アンダーの71で通算イーブンパー。ホールアウト後のインタビューに松山は「大変な1日でした。よくしのげたと思います」と厳しい顔で話していました。

大会を中継するTBSテレビの解説を務める中嶋常幸プロから「そんなに怖い顔をしなくてもいいのでは? ティーショットは100点を上げたいくらいなのだから」と言われ、やっと表情を緩めましたが、確かに通算イーブンパーは、首位に9打差の18位。2日間の決勝ラウンド、松山が本調子になれば、まだまだ逆転可能な圏内であることは間違いないでしょう。

大会前、左手親指付け根付近の痛みに襲われ、必ずしも万全ではなく、松山自身「(自分への)期待値は15%」と弱気の状態でしたが、そんな中で2日間を終えて予選を通過。「ひとまず一段落しました」と語り、その言葉に決勝ラウンドに向けて気持ちを切り替える様子がうかがえました。

スポニチ本紙にコラム「密着オーガスタ」を寄稿している中嶋プロは、その中で松山のゴルフをこう書いています。

〈(略)ショットはいい感じで打てている。パットがかみ合えば十分、優勝争いに加われる。(略)〉

と-。

大事な第3日にどう動くのか、松山には大爆発を期待したいですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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