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小平の米ツアー初優勝に思うこと

プロゴルファー・小平智(28=Admiral)の米男子ツアー初優勝は、まさに悲願を実らせたものになりましたね。

前週のUSPGAツアー「RBCヘリテージ」(4月15日最終日、米サウスカロライナ州ヒルトンヘッド=ハーパータウン・リンクス)で金(キム)シウ(22=韓国)と優勝を争い、プレーオフ3ホール目で、約7メートルのバーディーパットを沈め、日本人選手5人目の優勝を飾りました。

小平が米国で健闘を演じているとき、私はプロボクシングWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)の初防衛戦関係の取材を続けており、ノーマークだったのですが、後で朗報に接し、瞬時に思ったことは、ああ、やはりな、という納得の感想でした。

というのも前週の“ゴルフの祭典”「マスターズ」(4月8日最終日、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)で小平は、初陣とは思えない攻めと粘りのゴルフを展開させ、随所に好プレーを見せながらの予選突破、通算イーブンパーで28位タイの最終成績は、次につながりそうな“上向き”の気配を漂わせていたからです。

「マスターズ」期間中、スポニチ本紙に観戦記「密着オーガスタ」を寄稿してくれていた中嶋常幸プロは、小平の落ち着いたプレーに「積極的に海外の試合に挑戦してきた成果が出ているのだろう」と記述していました。

その通りでしょうね。海外志向の強い小平は、常に「外」を見ながら、難しい方が楽しい、と難関にチャレンジし続けるような選手です。

夢を運んだ7メートルのパット

そうした選手にとって「世界ランク50位以内」は、何が何でも確保しておきたい順位なのですね。「マスターズ」の招待条件に「前年の世界ランク50位以内」「開催前週に発表時の世界ランク50位以内」というのがあるからです。

小平の2018年シーズンは、1月の国内男子ツアーの開幕戦「SMBCシンガポールオープン」、開幕第2戦「レオパレス21ミャンマーオープン」(ともにアジアンツアー共催)でいずれも2位に入り、地道にランクを上げ、3月16日の世界ランキングで46位となり、マスターズ出場権を獲得しています。

もっとも、悔しい出来事もありました。昨季のこと。国内男子ツアーの最終戦「日本シリーズJTカップ」で宮里優作(フリー)と賞金王を争い、優勝した宮里に逆転負け。その時点で世界ランク50位以内に入っていましたが、その後に出場したアジアンツアー最終戦の「インドネシア・マスターズ」で抜かれ、世界ランク51位で「マスターズ」出場権を逃しました。

今回の初優勝は、そうした悔しい思い、地道な努力、また海外への積極的な挑戦意欲などか積み重なって返って来たものだと思います。

小平の優勝に際して現在、米ツアーから撤退中の石川遼(CASIO)は、選手会長の立場から、小平さんに続く選手が出てくることが大事、と声を大にしています。

国内ツアーも、もちろん大事なことですが、やはり、若い選手には〈外へ飛び出す勇気〉を持ってもらいたいですね。

小平28歳、松山26歳-。

彼らの後を誰が追いかけるか? 小平の優勝は、何ごともやれば出来るんだぜ! やらなければ何もできない、ということを示してくれたように思います。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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