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この男「GGG」に死角はあるか?

凄かったですねェ~。観(み)る側を唸らせる、まさに破格の強さでした。

5月5日(日本時間同6日)、米カリフォルニア州カーソンの「スタブハブ・センター」で行われたプロボクシング3団体統一世界ミドル級王者ゲンナジー“GGG”ゴロフキン(36=カザフスタン)の20度目の防衛戦です。
試合の模様は5月6日午前10時30分からWOWOWが生中継

2回1分53秒KO勝ち。早々に終わってしまった試合を振り返ってみましょう。

初回、左ジャブで前進、圧力をかけたものの、様子見程度で軽目に出たゴロフキンは、チャレンジャーのバネス・マーティロスヤン(32=アルメニア・米国)に押され、カウンターの右をもらうなどしてしまいました。

試合後のインタビューでゴロフキンは、こう話しています。

最初は様子を見たが(マーティロスヤンは)いいパンチを出してきた。“こりゃ出来るな。真剣にやらないと”と思ったよ

つまり、初回の先制攻撃でマーティロスヤンは、この最強王者を怒らせて本気モードにさせてしまい、2回を迎えたわけです。

いやはや、2回の猛攻は凄かったですね。右ストレート、右アッパー・・・連打の凄さ。怖いくらいです。ゴロフキンを本気にさせるとこうなってしまうのですね。

右攻勢でロープに追い詰め、その後は右、右、左右の連打で一気にマーティロスヤンを倒してしまいました。

試合後のマーティロスヤンの談話-。

凄い衝撃。こんなハードパンチを受けたのは初めてだ

悪夢が悪夢を見た

マーティロスヤンのニックネームは〈ナイトメア(悪夢)〉なのだそうですが、まったくこの日は、相手ではなく、自分がとんでもない悪夢を見てしまったようです。

WBAスーパー、WBC&IBF正規の3団体統一王座を保持する絶対王者。この試合はWBAスーパーとWBCのタイトルが懸けられたタイトルマッチでしたが、20試合連続防衛は、全階級を通じて歴代6位タイ、ミドル級ではバーナード・ホプキンス(米国)に並ぶ最多防衛記録となりました。

今大会の前、ゴロフキンの周辺は揺れ動きました。

昨年9月のサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)戦で引き分け。その再戦が予定されていましたが、この2月にカネロにドーピング違反が発覚、注目のリマッチは中止に追い込まれました。

ゴロフキン陣営の「5月5日」は外せず、しかし、相手探しが難航する窮地の中、やっとマーティロスヤンに決まるといういきさつがありました。

絶対王者といわれながらも、36歳のゴロフキンには、全盛期を過ぎた、との声も聞かれたりしています。

が、この日の試合に、状況が二転三転したハンデとか、年齢的なものとか、そうしたものは感じられず、むしろ、様々な相手への様々な対応力など円熟味が見て取れました。

試合を中継するWOWOWの解説を務めた浜田剛史氏(元世界王者=帝拳代表)は、ゴロフキンの強さを、攻撃力、守備力を備え、何でもできる強さと巧さ、と語り、この“死角なし”の王者を慌てさせるには〈下がらせる状況をつくること〉としました。

今、ゴロフキンに注目が集まるのは、やはり、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)の存在です。

村田が4月15日、初防衛に成功したことにより、村田と契約を交わす米大手興行会社「トップランク社」のボブ・アラムCEOは、2度目の防衛戦を米国で、さらに勝利を条件にその先、東京ドームでのゴロフキン戦、をもぶち上げてあおっています。

この日の試合後のインタビューでゴロフキンは、次の相手を聞かれ、誰とでもやる、と答えていました。

インタビューアは、そんな答えでは満足せず、誰かひとりを挙げてくれ、と迫りましたが、ゴロフキンの返答は変わらず、誰とでもやる、でした。

期待された「ムラタ」の名前は、最後まで聞かれませんでしたが、村田がこの王者をどう振り向かせるかは、今後次第ですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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