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侮れない長身マクドネルとの戦い

「ウエートは?」の問いかけに「あと4キロ」の声が返ってました。

5月25日、東京・大田区総合体育館でWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(32=英国)に挑戦する2階級制覇王者・井上尚弥(25=大橋)です。

公開練習日となった5月16日午後、神奈川・横浜市西区の大橋ジム(大橋秀行会長)に足を運びました。

ジムに入ると何となく、この時期、必ず漂うピリピリ・ムードが感じられません。

この雰囲気は何だろう? ああ、そうか・・・試合が近づくと必ず減量のきつさが顔に出る井上にそれがないからなんだな。

これまでのスーパーフライ級(リミット52・16キロ)とバンタム級(リミット53・52キロ)の体重差は、わずか1・36キロ。井上が言う「あと4キロ」は、スーパーフライ級なら、まだ5・36キロも-。

ジムに姿を見せていた国際マッチメーカーで評論家のジョー小泉氏が言いました。

〈たかが1・36キロ、されど1・36キロ・・・その差は大きいですね。特にこの季節、絞り切って“最後のひと絞り”になったとき、その差は神様みたいなものですね〉

そんな中での一問一答。

-今の状況は?

井上「いいコンディションで来ています。1・36キロ差は大きいですね」

「これまでで一番強い選手」と井上

-相手(マクドネル)に対しては?

井上「これまでの中で一番強い選手と思っている。まず勝つこと。その上でKO決着。全力で戦います」

-ポイントは?

井上「距離感ですかね。出入りは心掛けます。相手は後半、粘る選手と聞いているのでスタミナは貯えておきたい」

王者のマクドネルは、身長1メートル78の長身、リーチも1メートル83と井上を約14センチ上回り、体格面での優勢を誇示していますが、井上は、前後左右、さらには上下まで「すべての空間を支配して歴史に名を刻む試合をしたい」と気合を入れていました。

なるほど。今回もこの“怪物”に死角なしかな? などとジョー小泉氏と雑談していると、小泉氏が“それはどうだろうか”という顔を見せました。

当初の予定では、マクドネルは5月18日に来日、翌19日に練習公開、のスケジュールが組まれていましたが、急きょ、日程が変更され、来日は5月20日の予定、と告げられました。

小泉氏の情報によると、暑い地域で猛練習しているそうだ、つまり、当たり前ですが、むざむざ負けるために来るわけではない、ということですね、と厳しい顔を見せました。

マクドネルは、絶対にイギリスから出ない選手、と言われながら、大橋陣営の1月から続けた、粘り強い交渉に応じた理由は何か? もちろん背景にマネーがあることは否めませんが、マクドネルにしてみれば“負けるわけにはいかない”の強い気持ちがあってのことでしょう。

マクドネルは2015年に日本の亀田和毅と2度、対戦(いずれも亀田和の判定負け)していますが、印象としては「前半は押されているようで、いつの間にか後半、自分のペースに持ち込んでいる」といった選手のようです。

井上の勝利、3階級制覇達成、は揺るぎないだろう、と思いたいですが、王者マクドネルが初めて来日することを含め、予定された日程の変更など、何か不気味な感じがしますね。

ああ、やっぱり、ボクシングは何が起こるか分からない、などの結果にならないよう祈るばかりです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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