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「努力家」「研究熱心」が犯した過ち

何をどうして、どうしたのか、の詳細はまだ、明らかにされていません。

とはいえ、同伴競技者のアマチュアが、途中でプレーを放棄してしまったのですから、その態度は“怒り心頭に発する”状態だったのでしようね。

プロゴルフの大会前に行われるプロアマ戦で、プロの片山晋呉(45=イーグルポイントGC)が招待客へ不適切な対応をしたという出来事です。

片山は、国内男子ツアー「日本ツアー選手権 森ビル杯」(6月3日最終日、茨城・宍戸ヒルズCC)のプロアマ戦(5月31日実施)で同伴の招待アマへの接待どころか、自らの練習に専念、その態度に招待アマが激怒し、わずか1ホールでプレーを切り上げしてしまったのです。

いやはや・・・これもめったにない出来事ですね。私もスポニチ本紙の運動部記者時代は、ゴルフ担当を拝命して結構、この分野を長きにわたって取材してきましたが、こんな事件には遭遇しなかったですね。

そもそも「プロアマ戦」とは何か?

その前にプロたちが稼ぎの場所となる、年間を通したツアー競技はどうして成り立っているのか? そこから解説しないと分からないプロも、どうやらいるのですね。

その前に“社会人であれ”の意識

プロゴルフの大会に限らず、何ごともイベント開催にはお金がかかります。収入の3本柱は①広告収入②テレビの放映権料③入場料収入-といったところですが、ゴルフの場合は、特に①の、それもメーンとなるスポンサーが支えないと大会が成り立ちません。

大会前日に行われるプロアマ大会は、ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO=青木功会長)の、そうした関係者へのお礼であり、そこに参加するプロたちは、翌日に控える開幕日が気がかりだったとしても、招待アマへのレッスンや会話は、大事なお役目と受け止めなければならないのです。

職業はプロゴルファーであっても、それはプロ野球選手にもプロサッカー選手にも言えることですが、その前に、社会人であれ、の意識ですね。

今季、国内女子ツアーの試合数は38試合、賞金総額は史上最高額の37億2500万円と繁栄を誇っています。対して国内男子ツアーは、開幕第1戦、第2戦の海外2試合を含んで25試合、賞金総額は35億775万円と女子ツアーに遅れを取っています。

青木功がJGTOの会長職を引き受けたのは、ツアーの活性化を大目標としたからであり、今季、石川遼(26=CASIO)を選手会長に抜擢したのも、ファンサービスの充実を期待してのことでした。

いずれも人気面で盛り上がりを欠く男子ツアーの復興を願ってのもの。そんな折り、片山の行為は流れに逆行するものであり、青木会長が「極めて深刻であると受け止めている」と言うように、見過ごすわけにはいかない出来事になってしまいました。

片山は、茨城・水城高→日大を経て1995年にプロ転向。2000年に初の賞金王となり、その後も2004年から3年連続して賞金王に輝き、2008年10月19日の日本オープンで通算25勝を挙げて「永久シード権」を獲得しています。

ここまでの一線級選手になれたのは、自身の精進、努力、研究熱心のたまもの、と自分をほめるか、その前に働ける場があってこそのもの、と心を謙虚にするか、まあ、どちらにしても、プロアマ戦の場で自分の練習などしてはいけませんね。

社会人としての意識を欠いては、トッププロの名が泣くというものです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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