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過酷過ぎる「全米オープン」の戦い

いやはや・・・これほどまでに難しくする必要はあるのか? いかに踏みとどまるか、という精神力の勝負に敗れ、この男でさえ「9オーバーの79」(パー70)を叩いて沈みました。

熱戦を繰り広げる米男子ゴルフツアーの今季メジャー第2弾「全米オープン」(米ニューヨーク州サウサンプトン=シネコックヒルズGC)第3日(6月16日)の激闘です。
大会は「テレビ朝日」系列で6月17日午前2時35分から生中継

第2日を通算5オーバーで首位に9打差の26位タイとして上位進出を目指した第3日。“この男”松山英樹(26=LEXUS)は、USGA(全米ゴルフ協会)の“鬼か!”とも思える過酷なコース・セッティングに太刀打ちできず肩を落としました。

強風が吹き、グリーンは硬く乾き、それに追い打ちをかけるように、ボールを止めにくいところに設定したピンホジション。

松山は2番(パー3)で4メートルのバーディーパットを外したとき、アレレッといった感じで首を傾げました。ラインへの迷い?。

フッと沸いた疑問は、追い上げるにはまず、取っておきたい5番(パー5)に微妙に影響します。第2打をグリーン下に運び、第3打のアプローチがコロコロと戻って転がり落ちてしまいます。4オン2パットの痛いボギー。

そして・・・悪夢の8番(パー4)-。

グリーン奥からの第3打を1メートル半に寄せ、パーセーブを確信しながら4パットの「7」を叩いてしまいます。

ボールより感情のコントロールが先

前半アウトを4オーバーの39として、この時点で通算9オーバー。

松山は競技終了後のインタビューで「コースに対応するショット、パットとも技術がなかった。何もできなかった」と、いさぎよく“自分の責任”を強調していました。

しかし、最高難度のコース・セッティングとなった第3日の戦いが、プレーヤー個々の“感情のコントロール”との戦いとなったことは、こんな出来事が象徴していました。

13番(パー4)のグリーン上。フィル・ミケルソン(48=米国)が打った約3メートルのパットは、カップをオーバーして傾斜を転がっていってしまいます。たまりかねたミケルソンは、それを追いかけ、まだ動いているボールをカップに向けて打ち返してしまいました。

もちろんミケルソンがルールを知らないわけがなく、2打罰を承知した意図的な行為。転がり落ちたボールの対処がまた、難しさを生むよりは、2打罰だけで済む(このホール「10」)こちらを選んだということなのでしょう。

ミケルソンほどの世界的プレーヤーがなぜ? とその胸中は分かりかねますが、あるいは“ここまで難しくしなくても・・・”というUSGAへの抗議があったかもしれません。

かみ合わなくなった松山のプレーは続きます。

13番(パー4)からの3連続ボギー。そして16番(パー5)では3オンの後、約7メートルをまた、4パットしてしまいます。2度目の悪夢-。

後半インも5オーバーの40とスコアを伸ばせなかった松山は、通算14オーバーで54位タイと沈みました。が・・・松山より下の61位タイに通算16オーバーのリッキー・ファウラー(米国)がいます。首位戦線にアンダーパーはなく、通算3オーバーでダスティン・ジョンソン(米国)ら4人が並走-。

とにかく過酷なコース・セッティングでプレーヤーの心身を消耗させる罪作りなシネコックヒルズの戦い。果たして最終日はどうなってしまうことでしょうか?。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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