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悔しさを実らせた「NASA」の快挙

“来ているな”と、その予感、はありました。

米女子ゴルフツアー「アーカンソー選手権」(6月24日最終日、米アーカンソー州=ピナクルCC)で米国初優勝を飾った畑岡奈紗(19=森ビル)の快挙です。

シーズンを通してほぼ毎週、行われるトーナメントにあって“好不調の波”を避けるわけにはいきません。だからプレーヤーは、好調の波が来たとき、それを逃さず自らを高めます。

畑岡の場合-。

「キングズミル選手権」(5月20日最終日、米バージニア州=キングズミル・リゾート・リバー・クラブ)での優勝争い(プレーオフで敗れ2位)を含めて4週連続トップ10入りしており、畑岡自身、この好調時に何とか・・・という気持ちはあったと思います。

それにしても凄い勝利でした。
大会はWOWOWが6月25日午前4時から生中継

第3日にミンジ・リー(オーストラリア)とともに通算13アンダーで首位に立ち、最終日は前半アウトで4バーディーを奪い、インを迎えて12番(パー4)のバーディー(通算18アンダー)で後続に5打差をつけてしまいます。

ショットが安定し、何よりもパットが絶好調。何しろボギーは第1日に叩いた1つだけと、すべてが噛み合ういい状態です。

ややピンチは13番(パー4)だったでしょうか。右に飛んだ第1打が、ラフから転がってカート道で跳(は)ね、クリークに入ってしまいます。しかし、これも落ち着いて処理。ドロップした後の第3打をピンに絡め、パーセーブでしのぎました。

日本勢最年少の米国初優勝

その後は15番(パー3)バーディー。17番(パー3)バーディーで通算20アンダーの大台に乗せ、最後は18番(パー5)も、第3打をピタリ、20センチにつけ、文句なしのバーディーで締めくくりました。

もはや独走状態となった最終日、ボギーなしの8バーディーで63(パー71)。後続に6打差をつける通算21アンダーは大会新記録。19歳での優勝は、日本人最年少記録。米国2年目の畑岡は、まさに「NASAここにあり!」をアピールする圧勝をやってのけました。

それにしても・・・勇躍乗り込んだ米国での昨年の屈辱が思い出されます。

出場19試合で予選落ちが、棄権1をはさんだ6連続を含み11試合、トップ10入りなし、の惨敗に「もう日本に帰りたい」と涙したと言います。

シーズンを終えて帰国後、国内女子ゴルフツアーの「日本女子オープン」(2017年10月1日最終日、千葉県我孫子市=我孫子GC)で優勝(大会連覇)したことにより、日本ツアーの3年シードを獲得し、来季の米国挑戦が気持ち的に楽になったところがあったかも知れません。

「2年以内に米国初優勝を・・・」という自身への公約を果たした今大会のプレーをテレビの画面を通して観ていて感心したことは、自信に満ちたプレーというか、落ち着いたプレーというか、重圧にシビれるという場面が少しも感じられないことでした。

強いプロに共通してある「集中したときの凄さ」が、まだ米国2年目の畑岡にも、既に備わっており、これからが楽しみな勝利になったと思います。

そう言えば今週は、今季メジャー第3戦となる「全米プロゴルフ選手権」(6月28日開幕、米イリノイ州=ケンパーレイクスGC)が開催されます。

世界に馴染み深い名前を、とつけられた「NASA」が、またまた躍動すれば面白くなりますね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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