パッキャオ再起戦~輝きを取り戻せるか

ときの流れとともに“衰え”が指摘されるのも仕方のないことでしょう。

1978年12月17日生まれの39歳。年末にはもう、40歳を迎えるのですから・・・。

プロボクシングの元6階級制覇王者マニー・パッキャオです。

とはいえ、このフィリピンの英雄は、リングに立てば相変わらずの注目を集め、その戦いぶりには、良いも悪いも含めて論議が交わされ、その存在を依然、しっかりと確保しているところが、さすがスーパースターです。

7月15日にマレーシアの首都クアラルンプール(アシアタ・アリーナ)で行われるWBA世界ウエルター級タイトルマッチ。同級王者ルーカス・マティセ(35=アルゼンチン)に挑戦するパッキャオの動向に視線が集まっています。
試合は7月15日午前11時からWOWOWが生中継

ファンの方々はもちろん、昨年7月2日、ブリスベン(オーストラリア)で開催されたWBO世界ウエルター級タイトルマッチの結末を覚えていることでしょう。

同級王者のパッキャオは、母国オーストラリアの同級1位ジェフ・ホーンの挑戦を受け、完全アウエーの中で判定負け(0-3)を喫しました。

世界的には無名のチャレンジャーに体格とパワーで押され、世紀の対決と言われた2015年5月のフロイド・メイウェザー(米国)戦=メイウェザーの判定勝ち=以来の敗戦となってしまいました。

もっともホーンの再三のバッティングにパッキャオの両側頭部がカットされる流血戦。にもかかわらずホーンへの減点はなく、ホームタウンデシジョンも指摘された採点を疑問視する声も上がっていました。

新王者マティセへの挑戦

この試合後、パッキャオは「この試合で学んだことを次に生かしたい。再戦? 話があればやりますよ」と現役続行を口にしていましたが、この時期のパッキャオの周辺は、上院議員としての仕事が増えており、議員とボクサーの二足のわらじは、かなり難しい状況が続いていたことは確かです。

今回の試合は、そのホーン戦以来、1年ぶりとなります。

ホーン戦後、現役続行を口にしたパッキャオの、その後の動きが注目されていました。そんな中、今年1月27日に米国で行われたWBA世界ウエルター級王座決定戦でマティセが勝ち、WBC世界スーパーライト級王座に続き2階級制覇を達成、新王者となったマティセが次の相手候補にパッキャオらの名を挙げ、強い相手と戦いたい、と発言したことでパッキャオの闘争心に火がついたようです。

2階級制覇王者と元6階級制覇王者の実力派同士、重厚感のある戦いとなりそうですが、戦前の評価はやはり、パッキャオ有利、の声が多くなっています。

パッキャオのパッキャオたるゆえんは、スピード、踏み込み、それにともなう左ストレート、にあることは、言うまでもないことです。

それが近年、多忙を極める議員活動のために練習もままならず、試合でも倒せなくなっており、パッキャオの良さが影を潜めてしまった、というのが、衰え説の中身です。

マティセの戦績は、44戦39勝(36KO)4敗1無効試合、ですが、この数字にあって目を引くのが82パーセントというKO率の高さでしょうか。

マティセがパッキャオを倒して勝つ可能性も否定できない情勢にあって、逆にパッキャオが往年の力を発揮、パッキャオらしいKO勝利でも見せてくれると、またまた存在感が高まりますね。

7月15日の試合が楽しみです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR