FC2ブログ

伊藤が日本人37年ぶりの快挙達成!

うれしいですね~。米国から朗報が届きました。

伊藤雅雪(27=伴流)のWBO世界スーパーフェザー級王座獲得です。

プロボクシングのWBO世界スーパーフェザー級王座決定戦が7月28日(日本時間同29日)、米フロリダ州キシミーの「キシミー・シビック・センター」で行われ、同級2位の伊藤が同級1位の“無敗戦士”クリストファー・ディアス(23=プエルトリコ)を判定(3-0)で下し、世界初挑戦で戴冠しました。
(試合の模様は7月29日午前11時からWOWOWが生中継)

いや~凄い試合でした-。

試合を中継したWOWOWの解説を務めた元WBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃氏がゴング前、伊藤に対して「ディアスを中に入れないで自分の距離を保ち、右を打つこと」と勝利へのポイントを指摘しました。

確かにディアスは、パワフルな左フックを武器に連打で攻めるタイプ。この試合前まで23戦全勝(15KO)の無敗の戦績も勢いを生んでおり、相手ペースに持ち込まれると、やっかいなことにもなりそうです。

が、しかし・・・ですよ。伊藤はどう戦ったでしょうか。振り返ってみましょう。

結論を先に言うと、全体的に伊藤がペースを握り続けた試合でした。

そうなったのはなぜか?

開始早々から伊藤は、好戦的な攻撃姿勢で積極的に手を出しました。相手に中に入られることを警戒するどころか、自ら進んで接近戦に持ち込んでショートの打ち合いをも繰り広げています。

序盤の打ち合いにあってディアスが見せる大振りの左フックは、テレビの画面を通してもブ~ン! と唸りを上げる音が聞こえてきそうで、あんなのを食いたくないよな、と観る側を緊張させます。

光る“直線的攻撃”の威力

・・・などを考えると、伊藤が自ら挑む接近戦は、危険でもあり、しかし、実はディアスが接近戦を嫌っており、あるいは意図的にその形を繰り返し“嫌がらせ”を仕掛けたのかもしれません。

そういえば伊藤は、このディアスに対して「接近戦はあまり得意ではないように思えた」と語っていました。

ディアスの左フックを超える伊藤の猛威が〈直線の攻撃〉でした。

ワン・ツーの威力! しかし、単なるワン・ツーごときでは終わりません。ワン・ツーの連打、スリー・フォー、さらにはファイプまでも。

ダウンを奪った4回の攻撃を再現してみましょう。

一瞬をついて左を放ちます。すかさず右、左、そして右ストレートを顔に炸裂させ、尻もちをつかせました。

嵐の4連打。伊藤自身、以前は2発しか打てないボクサーだった、と回想しますが今、3発、4発と手を出せるようになった、と進化を口にしています。

5回以降、スリリングな打ち合いが展開される中、伊藤のこの突き刺す連打は功を奏し、終盤の9回を迎えてディアスが勝負を懸けた攻撃に転じても、このワンからフォーまでが要所で飛び出し、反撃を阻止していました。

最終12ラウンドも、ともに見応えのある打ち合いで締めくくり、採点は116-111、117-110、118-109、で3者とも伊藤の文句のない勝利を認め、3-0判定勝ちで伊藤が王座を獲得しました。

2009年5月にプロデビューして9年目。早くから米国を意識、2015年2月に日本スーパーフェザー級王座への挑戦時(判定負け)から年に数回、試合前のロサンゼルス合宿を恒例化してきたといいます。

この試合の公式会見でも、慣れた英語でスピーチして拍手を浴びるなど、初の海外での試合、それも初の世界挑戦、にもかかわらず、終始ノビノビとした態度を見せていたのが印象的でした。

試合を中継したWOWOWの解説陣の一人、浜田剛史氏(元世界王者=帝拳代表)は「(伊藤は)やりたいことをすべてやり切りましたね。持ち味を出し切った試合でした」と話していました。

日本人選手の米国での戴冠は、1981年11月に米ニューヨーク州でWBA世界スーパーウエルター級王座を獲得した三原正(三迫)以来、実に37年ぶりとなります。

伊藤の試合を観て思うことは、日本人選手が当たり前のように米国のリングに上がり、委縮せずに平気で戦える時代が来たんだなァ、ということです。

これからは、伊藤のような選手が海外にどんどん飛び出していって朗報を日本に送り込んでもらいたいとも思います。

その意味でWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)やWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)らリーダー格の存在は大きいですね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR