FC2ブログ

人生、何が起きるか分かりません

私が居住する藤沢市(神奈川県)のJR東海道本線「藤沢」駅から、各駅停車で下って2駅目、約7分程度で「茅ヶ崎」駅に着きます。

お隣のこの地域、茅ヶ崎市(同)には、私の高校時代の友人が住んでいたり、また、私もメンバーになっている映画愛好者たちの会合が、定期的に同市内で開催されることもあり、このエリアには結構、頻繁に足を運んでいます。

ある日の出来事-。

映画愛好家たちの会合で世話人の一人を務めている、日ごろ顔見知りの元松竹カメラマンのN氏から声が掛かり、暑い日が続いたからねェ、と茅ヶ崎市内の居酒屋で暑気払いのひとときが始まりました。

最初は友人のO君を加えた3人。もう1人来るよ、とN氏。やがて登場したのが茅ヶ崎市議会議員を務めたことのあるI氏でした。

まあ、この方が多彩な人でして、名刺の裏には、茅ヶ崎市文化団体協議会の会長だとか、茅ヶ崎市民劇団「湘南座」の座長だとか、数々の肩書きが並んでいます。

さてさて・・・呑んでしゃべり、ホロ酔い気分となったこの場で何が起きたか! 

N氏とI氏の視線がピッと交錯すると同時に口をついたのが、何と劇団員への、半ば強制的な誘いだったのです。

ちょうどこの時期、茅ヶ崎市では10月8日から約1カ月間の長期にわたり「市民文化祭」(主催=茅ヶ崎市文化団体協議会)が開催され、湘南座も「とうとうたらり」と題する演劇を公演することになり、そのメンバーに入ってくれ、ということでした。

ムムムムム・・・これはN氏の策略だったか、だったら呑み会は断わったのに、とO君ともども、ほぞを噛んでも後の祭り-。

ホント、人生というものは突然、何が起きるか分からないものですねェ~。

何とここにきて舞台に上がることになるなんて! まあ、これもスポニチ本紙に勤務時代、長年にわたる記者生活で取材対象に起きた突然の出来ごとを根掘り葉掘り聞きまくっていたことなどに対する神様の罰ですかね~。

仕方がない。こうなったら、オレも男だ! と腹をくくることになりました。

思いもかけずドラマチックな“秋の陣”

演劇のタイトルの「とうとうたらり」は、謡曲の神歌である「翁」に謡われている歌詞の一節なのだそうですが、内容は、アジア大陸と陸続きだった日本列島が、やがて切り離され、ここ茅ヶ崎の海岸にもヒトが現れ、縄文時代の生活が始まった、というところからストーリーが始まります。

真面目な話-。

ちなみに茅ケ崎史によると、縄文時代の茅ケ崎に関して「 北部堤に県内有数の規模を誇る堤貝塚がある。縄文時代後期(紀元前4000年から3500年)の集落址とされる」とありました。

つまり「市民文化祭」にふさわしく、湘南座の芝居は、格調高い“茅ヶ崎の曙”から始まり、激動を経て最後は今に至る、という流れです。

・・・ということで早速、台本の読み合わせをするから来い、との連絡があり、出向きました。

まだ、心の準備も話の内容もつかめないまま、皆さんに合わせて読み始めます。

いやいや、脚本・演出を務めるI氏のチェックが凄まじい。

〈ネエネエ、サトーさん。場面を想像して見てよ。誰もいない、だだっ広い海辺で縄文人が腹を空かせて漁でもしようとしているんだぜ。そんな品がいいわけないだろ。もっと品が悪く、獲った魚にガブリと食らいつくごとく、でしゃべってくれなくちゃ〉

エッ、ヘエ・・・格調高いんじゃないの? まあ、了解しました。品がなくねェ。いつもと反対のようにしゃべればいいのかな。そこで友人のO君。違う違う、いつも通りにしゃべりゃいいんだよ。

ということで昔々の少年時代、藤沢や茅ヶ崎を含む相模湾に面した湘南エリアでしゃべられていた、私もしゃべっていた“・・・そうすんベエ”などの“だんベェ”言葉を久々に思い出し、ご指摘通りに思い切り、品を落とさせてもらいました。

それでもI氏-。まだまだ・・・もっと落とせ。そりゃ、もう、無理というもので・・・。

さらに・・・女性陣から、ねえねえ、この縄文時代、どんな衣装なの?

しばし、沈黙。その中で皆が思い描いたのは、あの園山俊二原作の漫画「ギャートルズ」だったのでしょうか。原始時代の原始人が繰り広げるおおらかな日常生活・・・面白かったですね。

マンモスと闘う頼もしい「トーちゃん」と、いつも3人の赤ん坊とタヌキを背負いながらトーちゃんを支えるしっかり者の「カーちゃん」です。

女性陣が言いました。

〈あのカーちゃんの衣装、片っ方の乳が出ているヒョウ柄のワンピースだっけ・・・やってみる?〉

フヘ~。勘弁してくださいよ。せっかく覚えた台詞を全部忘れてしまいます。

果たして・・・私と友人のO君は、この突然、舞い込んだ芝居をうまくこなせるでしょうかね~。

今は、不安あるのみの状態ですが・・・。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR