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絶対王者の“GGG”がついに陥落

緊迫感にあふれた凄い試合でした。

9月15日(日本時間同16日)、米ネバダ州ラスベガスの「T-モバイル・アリーナ」で開催されたプロボクシングWBAスーパー&WBC世界ミドル級タイトルマッチ、トリプルG(GGG)こと王者ゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)vs元2階級制覇王者サウル“カネロ”アルバレス(28=メキシコ)の再戦です。
(試合は9月16日午前11時からWOWOWが生中継)

2人は2017年9月、ミドル級頂上決戦として激突。しかし、結果は12回判定でドローとなり、今回の再戦はその決着戦。当初、5月5日に予定されていましたが、アルバレスの薬物違反が発覚して延期に。さらに報酬の問題で両陣営が折り合わずにゴタゴタするなどの経緯があり、ビッグマッチにつきものの“因縁”は、それだけ初戦以上に“今度は何かが?”とファンの熱い視線を集めていました。

両選手の再戦に向けた言動も興味を引きました。

ゴロフキンは「今回はまったく別の試合になる。第1戦を超えたビッグファイトを見せる」と言えば、アルバレスも「(第1戦で)自分がやるべきことが分かった」と応じ、現地時間9月14日に行われた前日計量の場では、撮影用の“フェースオフ”でアルバレスが額を接触させ、陣営入り乱れ、あわや乱闘の一触即発状態に陥る映像も流されていました。

そしてゴング-。

ちょっとその前に第1戦の展開を思い出してみると・・・ゴロフキンのプレッシャーにアルバレスが押されて下がり、防御を固めてカウンターを狙う場面が続き、その消極性に観客のブーイングも浴びました。

GGGを下がらせたカネロの攻め

今回、試合を中継するWOWOWの解説陣を務めた元世界王者・浜田剛史氏が「滑り出しで2人がまず、どう動くか、に注目です」と言った1回、その動きはどうだったでしょうか。

ゴロフキンはいつも通り、ジャブを多発してプレッシャーをかけに行きました。ここでアルバレスが下がるか、横に逃げるか、しかし、アルバレスはガッチリとガードを固め、正面からこれを受け止めました。

「やるべきことが分かった」と話したことの裏付けがこれだったでしょうか。

序盤、アルバレスが前に出るなど、ゴロフキンがやりたいことをアルバレスが逆にやってのけてしまう攻防が続き、中盤に入ってからはアルバレスのボディー攻撃が功を奏し、ゴロフキンの苦戦が目立ち始めました。

浜田氏が言いました。

〈1回のアルバレスの、下がらずに足を止めて前に出たことが、ゴロフキンのリズムを崩しましたね〉

ゴロフキンの攻勢は、アルバレスの打ち疲れが見え始めた終盤の8回以降、ようやくといった感じで始まり、この反撃が中盤までの失点を取り戻したかどうか、に注目が集まりましたが、12回を終えてジャッジの採点は、1人が114-114の引き分け、2人が115-113でアルバレスの勝ち、2-0判定でアルバレスの勝利、無敵を誇った無敗王者に初めて土がつく、衝撃的な王者交代劇となりました。

10月20日に2度目の防衛戦を行うWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)は、勝利を条件にゴロフキンとの対戦を視野に入れていましたが、この結果に軌道修正も余儀なくされることになりそうです。

あるいはゴロフキンvsアルバレス戦の3度目の戦いはあるのか。

アルバレスは、試合後にリング上で行われたインタビューに「やるならしっかりと休養をとってやるよ」と答えており、この2人の対戦は、アルバレスの1勝1分けのままでは終わりそうにない気配も漂わせています。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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