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“神の子”にむごい仕打ち

9月18日午後に伝えられた訃報に一瞬、耳を疑い、少なからず驚かされました。

プロ格闘家・山本“KID”徳郁(本名・岡部徳郁)さんの死です。

1977年(昭52)3月15日生まれ。享年41。エッ、あのキッドが? 早すぎるだろ、なぜ、と、しばし声を失いました。

私が、1972年ミュンヘン五輪レスリング(グレコローマン)日本代表の山本郁栄氏を父に持つ山本一家と初めて接触したのは1987年の「全日本女子レスリング選手権」でのことでした。

同大会は全日本女子プロレスと提携してこの年に初めて単独開催され、長女の山本美憂(当時13歳=現プロ格闘家)が出場するというので取材に当たったのです。

このころの美憂は、レベルの違う強さを発揮してこの大会優勝を飾り、その後も、全日本4連覇を達成するなど敵なしの強さでした。

自慢の娘の活躍-。このとき父親の郁栄氏は、美憂の弟で長男のKID、KIDの妹で次女の聖子も頑張っていますのでヨロシク、などレスリング一家をアピール、雑談を交わしたことを覚えています。

その後、しばらくは取材の機会がなかったのですが、修斗で腕を磨き、26歳に成長したKIDが、立ち技打撃系格闘技のK-1に名乗りを上げたのが、2004年2月24日に東京・代々木第2体育館で開催された中量級大会の「ワールドMAX」でした。

魔娑斗らの活躍で人気絶頂の中量級大会にまた、注目の格闘家が殴り込み。プロレスラーの村浜武洋と対戦したKIDは、姉・妹の大声援の中、2回2分38秒、連打から左フックを命中させ初陣をKO勝利で飾りました。

しかし、KIDはこの試合で右手中指を骨折ドクターストップがかかり、準決勝戦を棄権せざるを得なくなりました。

これを機にKIDは、K-1の「Dymamite!」や総合格闘技の「HERO’s」「DREAM」「UFC」などのリングで活躍、身長1メートル63の小柄な体格ながら、タトゥーも多く、ちょっと危険な雰囲気を漂わすスタイルで人気を得ていました。

しばらく音沙汰がなかったKIDは、この8月26日にがん闘病を公表しました。これだけでも信じ難い出来事ですが、新聞報道によると、グアムの病院で治療の日々を送り、公表からわずか3週間で逝ってしまうとは・・・“神の子”に何とむごいことを、と何とも言えない胸中です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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