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ゴルフ場に並ぶ太陽光発電パネル

9月中旬の某日-。

ゴルフ専門誌の記者であるTクンと久しぶりに会う機会がありました。

私がスポニチ本紙の運動部でゴルフ担当記者として西に東に駆けずり回っていたのが1980年代でした。

Tくんはその時代にともに取材に励んだ記者仲間ですが、青木功、中嶋常幸、尾崎将司が覇を競い合っていた時代、女子では岡本綾子が米国に常駐してのチャレンジを開始した時代、日本経済はちょうどバブル期に当たっており、ゴルフ界もまさに飛ぶ鳥を落とす勢いに包まれていたものでした。

そうだったねェ・・・そんな昔話があり、Tクンが続けます。

〈サトーさん、最近、ゴルフ場に行ってる?〉

そう言われると最近、プロのツアーには目を向けていても、自分の遊びのゴルフからは離れてしまっています。せっせとゴルフ場に通っていた時代があり、それが次第にたまに・・・“月イチ”程度になり、今、やめてしまったのは、第1に経済的にあまり高いお金を使いたくない、第2に朝早くから日が暮れるまで一日がかりとなる時間を使いたくない、第3に若いときは前日寝なくても平気だったのがもう、体力がもたなくなった、といったところが主な理由でした。

Tクンが言いました。

〈最近のゴルフ場はねェ。行ってみると驚くよ。フェアウエーに太陽光パネルが設置されているんだからね。一部のゴルフ場どころじゃないよ。そういうのが結構、増えている〉

若年層にウケないゴルフ

エッ、そうなの? そうなっているのは、もちろん、ゴルフというゲームへ目を向ける人々が少なくなったことによるゴルフ場の経営難が根本にあり、ゴルフ場にしてみれば、人々のゴルフ離れに直面、苦肉の策として太陽光発電により急場をしのごうという算段からなのでした。

確かにゴルフ場を支える主だった客は、まるで城のようなクラブハウスが平気で建てられたバブル期、その勢いに負けじと昼食時、2000円くらいはしたカレーライスを平らげ、そういうものがニッポンのクラブライフなのだ、と当たり前に思っていた“団塊の世代”を中心とする面々だったと思います。

しかし・・・ときは流れ、時代は変わりますね。

今、彼らは70歳を超え、生活が年金暮らしに移行するなら、ゴルフという金のかかる遊びは、徐々に辞めていかざるを得ないでしょう。

問題は、その後にどんな世代が続くのか、でしょうね。それがうまくいかない実情・・・。

他方-。

プロゴルフ界に目を転じると例えば、国内女子ツアー界は今季、全38試合、賞金総額は昨季から493万円増えて史上最高額の37億2500万円という繁栄の中で行われています。

競技を支える層も、ベテランの強者だけに偏るのではなく、次々に“ゴールデン・エイジ”と呼ばれる若手が“下剋上”的に台頭してにぎやかになっています。

引退した宮里藍さんの勇姿に憧れて幼年時からゴルフを初め、アマチュアの試合で活躍してプロの世界に進む、といった流れで若手が増える一方、仲間内で遊ぶゴルフに関しては、金も懸かる、車もいる、4人集めなくてはならない、というわずらわしさもあり、若者層のゴルフ離れが増えていきます。

2020東京五輪を控えてゴルフ競技も正式に採用されたこともあり、人気回復への起爆剤にしたいところでしょうが、Tクンの見通しは、現段階で明るい材料は見当たらないよ、先行き、大丈夫かな、と厳しいものでした。

奇しく9月24日午前、米男子プロゴルフツアーのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」(米ジョージア州=イーストレイクGC)でタイガー・ウッズ(米国)が、2013年8月の世界選手権シリーズ「ブリヂストン招待」以来となる復活優勝を飾った、と報じられました。

こういう出来事がまた、一般の若い年齢層をも振り向かせ、ゴルフ場がにぎやかになってくれれば・・・とも思いますが。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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