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そして・・・ついに本番の舞台へ

10月8日午前6時-。

眠い目をこすって起床しました。

思いもかけずに出演することになってしまった地域の市民文化祭(10月8日開催)で行われる市民演劇集団「湘南座」の舞台ですが、ついに本番の日を迎えてしまいました。

前日の10月7日午後、私はプロボクシングWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)の試合を取材するため、神奈川・横浜アリーナに出向いており、心に翌日(舞台)を心配する気持ちを抱えていました。

こういうケースはよくあることと思います。今日は今日、明日のことは今日が終わってから・・・という気持ちの切り替えが出来ればいいのですが、私などはまだダメです。ボクシングの仕事をしながら、頭の中では芝居の台詞を繰り返していたりして、どうにも集中できないイヤな疲労が蓄積する日となってしまいました。

井上の試合が早く終わったことは幸いだったとはいえ、帰宅は午前零時を過ぎており、そこから舞台で使用する衣装の点検などをして睡眠は仮眠程度、午前9時集合の会場に向かった次第でした。

「湘南座」の今回の舞台は、当該地域の「市民文化人類学的考察」をテーマとして①(当該地域の)曙②文化の夜明け③文化祭始まる④今-の全4幕で構成されており、私の出番は①の縄文人②の明治時代の魚屋のオヤジ④の今における書道家、です。

①の「(当該地域の)曙」は、私を含む縄文人の3人家族が、大陸からこの地にやってきた弥生人の3人家族と出会い、文化度の違いにより、まったく噛み合わない会話を交わしつつ、最後は「オイラもオメーらも人」として打ち解けていく様を演じるのですが、多少は笑いを取りたいところで客席の反応がなかったり、私はと言えば、ちょっと間をおいてからしゃべろうとしたとたん、台詞が出て来なくなって、シーンとするほどの長すぎる間になってしまった失敗がありました。

舞台の広さ~距離感に戸惑う

思えば、この芝居に出演する役者陣の最初の集まりが8月21日。そこから週3回の稽古が始まり、10月を迎えてからは連日の集中稽古が行われてきました。

私にとっては最後の稽古となった10月6日の稽古で、細かいところは別にしてほぼ、大丈夫だろう、という気持ちで前日10月7日の稽古は、ボクシング取材のため休んだのですが、本番の舞台で台詞が出てこなくなってしまったのは、休んだ報いかな? とも思いましたが、これは仕方ありません。

②の「文化の夜明け」で演じる明治時代の魚屋のオヤジ役は好きな役で、隣りの米屋のオヤジといつも何か立ち話をしていて女房に叱られたりするのですが、この場はシメシメうまくいったと思ったらマイクのスイッチが入っておらず、私の声は会場の真ん中あたりまでで後方まで聞こえていなかったと聞かされてガックリ来ました。

この場面での、アリャリャ、はまだありました。出刃包丁を研ぐ作業を終えてバケツの中の水を店先に撒くシーンがあるのですが、まこうとしたら中に大道具さんの取り忘れかクギがひと握り入っており、あわてて水を撒くシーンを取りやめました。

気づかずに撒いてしまったら・・・お客さんがクギを浴びる? どうなったことやら、でしょうね。

まあ、本番の舞台というものは、複数の幕が場面ごとに上がったり下がったりしていて雰囲気に緊迫感があり、また当たり前のことですが、狭い稽古場から広い舞台に移行して役者にしてみれば距離感の変化が結構、失敗を生むケースが多いようです。

魚屋の私が米屋と話していて後ろから来た女房が「何サボってんだい」と背中をポンと叩く場面が、稽古場では間髪を入れず、タイミングよくポンと来たのが、舞台ではなかなかポンが来なくて、速く頼むよとリズムを崩すこともありました。これも距離感の問題です。

まあ、しかし、そんなこんなでなかなか稽古通りに行かず、細かいミスはあったものの、稽古場では厳しい言葉で叱咤し続けた演出を手がけたI氏から、おおむね良好、みんな頑張ったんじゃないか、の言葉があり、うれしい評価を得ました。

・・・そうなると問題は、次、やるか、となりますが、私の今の気持ちは、やらない、に傾いているものの、何やら変わってきそうな気配もまた感じています。

(注=「芝居の○○・考」シリーズは、カテゴリー「交際」に収めてあります)
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佐藤さん、お世話になりました。
明治の女房です。
稽古で『あんた、何さぼってるの』と間髪入れず来たのが、舞台ではなかなか来なかったとの返信で出てきました。😊
佐藤さんがボクシングの件でお休みした舞台前日に、I氏より変更があり、何サボってるの?と声をかける前に、(佐藤さんのセリフの後)汽車の走る音と汽笛の音が入るので、その後に突っ込んでと言われました。
その汽車の音と汽笛は5秒くらいと言われました。
それで必然的に、出て行くのを遅らせたのです。これが突っ込むのを遅らせた理由です。
あの舞台ではぶっつけ本番の中、前日に5秒遅らせてとの申し出に、とりあえず忠実に従った次第でございます。
佐藤さん、絶対やらない、、が揺らいでいるんですね😅
プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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