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交錯する男たちの悲喜

10月下旬の成田空港は悲喜こもごもでした。

23日に村田諒太(32=帝拳)が米国から帰国。その翌日に井上尚弥(25=大橋)がやはり米国から帰国。クッキリと描かれた2人の明暗-。

プロボクシングWBA世界ミドル級王者の村田は20日(日本時間21日)、米ネバダ州ラスベガスで2度目の防衛戦に臨み、挑戦者のロブ・ブラント(28=米国)に攻めまくられていいところなく敗れ(0-3判定)、先が見えない傷心の帰国となりました。

一方のWBA世界バンタム級王者・井上は、20日(日本時間21日)に米フロリダ州オーランドで行われた「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)の1回戦、IBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)vs挑戦者(同級3位)ジェイソン・モロニー(オーストラリア)戦を視察。意義ある視察だった、と手応えを感じながらの帰国となったようです。

無念の結果となってしまった村田はともかく、井上の渡米は、オーランドの試合会場(FCEFアリーナ)で“イノウエ・コール”が起きたほど、米国のファンへ存在をアピールする面でも有意義だったと振り返りました。

村田の分まで~井上への期待

ロドリゲスの王座防衛を兼ねた試合は、2-1判定でロドリゲスの辛勝となり、来春に予定されるWBSSの準決勝戦で井上と対戦することが決まりました。

井上とともに優勝候補の一人に挙げられているロドリゲスですが、モロニー戦では中盤以降に失速、結果は少差判定のきわどい防衛となりました。

試合後、左拳を痛めていたことが判明、接戦はそのせいだったかもしれませんが、それを聞いた井上自身は「(左拳を)痛めていなくてベストコンディションだったとしたら、ちょっと期待外れの内容だった」と厳しい目でライバルの試合を評していました。

まあ、とにかく井上に関しては、1回戦(10月7日=神奈川・横浜アリーナ)でファンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を1回1分10秒、ワン・ツー一撃、わずか70秒で倒してしまった試合が衝撃的過ぎ、これによりこれまで、ボクシングに興味を持たなかった人々にまで「井上」の名を印象付けてしまいました。

実際、この試合以降、私の周囲でも「井上は次、いつ誰とやるの? 見逃せない」という声が多くなっています。

次のロドリゲス戦は米国で行われる予定ですが、それに勝ち決勝戦にまで進出することになれば、あるいは1回戦同様、再び日本開催で世界に発信、ということになる可能性もあるようです。

村田の王座陥落は本当に残念で、戦いを熱望していたゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)らトップとの対戦にたどり着かせてあげたかったと思いますが、それもこの世界、仕方ありません、その分、井上に頑張ってもらうしかないですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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