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日本の伝統行事にも目を向けたい

早いものです。

2018年(平30)も、もう11月を迎えて残り2カ月。来年2019年には、皇太子さまの「即位と改元」という大きな行事が控え、時代が変わります。

懐かしむ「昭和」は、ますます遠くなり、平成世代を満喫する若者たちは、日本とは接点もない「ハロウィーン」などという古代ケルト人の秋の収穫祭を渋谷でのバカ騒ぎに変え、乱暴を働いてもいい日、にしてしまうなどの感覚は、ただただオジサン連中の怒りを買うだけの行為となっています。

焼酎のお湯割りを傾けながら、あきれ顔のオジサンが言いました。

〈だってそうだろ。まあ、ハロウィーンのバカ騒ぎは言語道断だけど、クリスマスにしてもイブには騒ぐのが当たり前という感覚。日本人はなぜ、欧米の宗教的行事にこうまで騒ぎたがるんだろうな〉

言葉の裏に、日本人ならもっと落ち着いて日本の伝統行事にも目を向けろよ、との気持ちが見え隠れします。

そういえば・・・「昭和」がますます遠くなり「大正」「明治」は大昔。そのまた大昔の「江戸」時代から延々と伝わる神社のお祭りに「酉(とり)の市」があります。

11月~始まった「酉の市」

知っていましたか? 例年11月の「酉の日」に行われるお祭り。日本のカレンダーには、各日、十二支がつけられており、今年は11月1日、13日、25日が酉の日となり、最初の酉の日を「一の酉」、2回目を「二の酉」、3回目を「三の酉」、と呼ばれています。

お祭りの発祥に関してはさまざまあるようですが、資料には、由来説の一つである東京・浅草の「鷲(おおとり)神社」説では、日本武尊(やまとたけるのみこと)が鷲神社に戦勝のお礼参りをしたのが11月の酉の日であり、これにちなんだ、とありました。

江戸時代には「大鷲神社(鷲大明神)」(現=東京・足立区花畑)が栄えて「本酉」と言われ、この神社の近在農民による収穫祭が「江戸酉の市」発祥とされたそうです。

江戸時代後期からは「鷲神社」(東京・浅草)と「酉の寺 長国寺」(同)の境内で行われた酉の市が栄えたと言われています。

酉の市を象徴するのが、縁起物の代表とされる大小さまざまな熊手ですが、福をかき集める、などを意味し、いかにも農民たちの収穫を願い、祝う気持ちが表れています。

同じ収穫祭でも、ハロウィーンの仮装は、入り込んでくる悪霊や災いを追い払うためのもの、そのあたりに共通してあるのが「福は内、鬼は外」的なものですが、招き入れるための熊手と追い払うための鋤や鍬に基本的な思想の違いがあるのかもしれません。

同じにぎわいにしても、渋谷の殺伐とした混乱は、散乱したゴミのヤマと合わせて、日本人が持つモラルのいい加減さを感じます。

意味不明の騒ぎに興じることより、もう一度、日本に続く伝統行事にも目を向け、落ち着いた時間を楽しむこともまた必要でしょう。

来たるべき新時代を迎えるに当たり、振り返って平成という時代は、平和ボケにうつつを抜かす時代だったなァ、などとならないよう願うばかりです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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