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怪物が目指す“アスリートの顔”

寒さで身が縮こまる日々が続きますね。

こんなときに思うことは、そろそろ見たくなったなァ、あのスカッとした熱い“一撃必殺劇”を・・・です。

そうです。プロボクシングWBA世界バンタム級王者“モンスター”井上尚弥(25=大橋)の試合ですね。

昨秋の10月7日、井上は「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)」のバンタム級1回戦(準々決勝=神奈川・横浜アリーナ)で同級1位(元WBA世界同級スーパー王者)ファンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)を衝撃の1回KO劇で撃破しました。

気の早いファンは、では次は? いつごろになりそうなの? とせかし、この段階で開催は「来春ころ」とだけ明かされました。

その「来春ころ」の季節が今、やってきたものの、なにやら詳細がハッキリしない情勢にあるようでヤキモキさせています。

私の周辺でも、ネエネエ、大丈夫なの? WBSSって存続できるの? などの声が聞かれ、井上が関わっているだけにファンは不安が先立ちます。

確かに記者仲間の見通しも、WBSSは財政危機にあるようだ、などと継続的な開催に暗雲が立ち込めていることを指摘、まあ、楽観視は出来ないんじゃないの、と悲観的な言葉を口にする回数が増えたりしていました。

そんな折、スポーツ新聞各紙に「4月か5月に米国か英国で開催」の記事が掲載されました。2月8日にプロボクシングの2018年年間表彰式が行われた際、大橋ジムの大橋秀行会長が明かしたもので同会長は「(交渉は)最終段階。もうすぐ発表出来るでしょう」と話しています。

まずは「WBSS」制覇が大目標

すでに井上の次戦(準決勝)の相手はIBF世界バンタム級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に決まっています。

昨年5月25日にWBA世界バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)を1回TKOに下し世界3階級制覇を達成した井上は、続く10月7日のWBSS1回戦、パヤノ戦も1回1分10秒KOのわずか70秒でケリをつけ、自ら「ヤバいくらい絶好調」と“今が最強”を口にしています。

こうした活躍が評価され、年間表彰式では、文句なしに最優秀選手賞とKO賞の2冠を獲得しました。

この輝かしい場で井上はこう話しました。

〈ボクシング界の活性化につながるように頑張りたい。そして・・・ボクシングに興味のない方々にも見ていただけるような存在になりたい〉

スポーツ界は、各界のトップに立つプロが偉大であればあるほど底辺が拡大し、憧れの的としてその競技に興味を持つ子供たちが増えます。

人気スポーツの野球やサッカー、あるいは最近メジャー化しつつある卓球などに比べると、ボクシングはその競技性からどうしても敬遠されがちな分野となっています。

五輪王者でプロでも頂点に立った前WBA世界ミドル級王者の村田諒太(帝拳)が、メジャー化の重責を背負いかけていましたが、この世界の敗北は“無”に帰してしまうことが多く、残念な結果となっています。

代わって井上が、ボクシングというジャンルを超えて〈アスリートの顔〉としての域まで上昇することが出来るかどうか-。

そのカギを握っているのが、まず当面の大目標であるWBSS制覇、3団体統一の偉業達成でボクシング界を引っ張ることでしょう。

そのために・・・WBSSには頑張ってもらいたいものですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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