遼クン、そりゃないでしょ!

ゴルフ好きの友人が口をとがらせました。

「遼クン、そりゃないでしょ! って感じだよね~。この裏切り者!」

今季初戦となったUSPGAツアー「ノーザントラスト・オープン」(2月20日=日本時間同21日=最終日、米カリフォルニア州=リビエラCC)での惨敗についての文句です。

初日76と崩れて125位の発進。その内容は3バーディー、6ボギー、1ダブルボギー(みじめな球探しのおまけつきでした)の5オーバーで“ナニコレ?”といったスコアで大きく出遅れました。

そりゃ、ゴルフです。プロであっても日々、やってみなくちゃ分からないゲームです。加えてシーズン初戦の緊張感もあったことでしょう。何が起こっても、それは自分が引き起こしていることであり、メンタルがいちいち響く“たら・れば”のスポーツであることもまた、確かです。

「が・・・」と友人は言いました。「問題は許容範囲だよ。仮にも3度目のマスターズでの好成績を目指して米国に乗り込んだ日本の、もうトップだろ。悪ければ悪いなりに整えるのが、トップと呼ばれる選手の条件だと思うけどねェ」

悪ければ悪いなりにしのぐ力量がほしい

まあまあ、まだ初戦だから・・・と、こちらはなだめ役ですが、友人の怒りにも一理はあります。

この試合、予選ラウンドのペアリングが、USPGA(全米プロゴルフ協会)の意図的な演出で石川、池田勇太、今田竜二の“日の丸組”となり、注目度がアップしました。

これを受けて試合前には石川も「日本代表」の意識を前面に押し出し、昨年8月の「全米プロ選手権」で石川自身を含めて池田、藤田寛之ら日本勢5選手がそろって予選をクリアできず全滅した屈辱をここで晴らす意気込みを見せていました。

結果は第2ラウンドの残りホールを行った第3日、石川が通算7オーバーの149、110位でなすすべもなく予選落ち。初日79を叩いた今田は第2日の17ホールを終えた時点(日没サスペンデッド)で通算15オーバーとなり、その後を棄権。決勝ラウンド進出は池田一人だけ。まあ、石川らの意気込みは、見事に空回りとなり、何を言われても仕方のない今季初戦となってしまったことは確かでした。

今回の米遠征で石川は、現地時間4月7日開幕の「マスターズ」(米ジョージア州=オーガスタ・ナショナルGC)まで5試合に出場を計画しています。皮切りとなった「ノーザン・・・」のバタバタの中で何を得たかは石川本人のみぞ知る、といったところでしょうが、思うことは、友人が指摘したように、悪ければ悪いなりに“しのぐ”ゴルフを身につけてほしい、といったところです。

次戦は2月23日(日本時間24日)開幕の「WGCアクセンチュア・マッチプレー選手権」(米アリゾナ州=リッツカールトンGC)です。試合形式が変わる分、気持ちを切り替え、初戦の悪夢を払拭して、いい手応えをつかんで前に進んでほしいものです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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